フランクフルトで開催されたドイツサッカー連盟によるワークショップで、オリバー・ビアホフ、ハンジ・フリック、マルティナ・ヴォス・テクレンブルクが大きな目標を掲げた。

 グループリーグ敗退という屈辱のロシアワールドカップ後、マネージャーを務めるビアホフ氏は「再び世界の世界最高峰に返り咲く」ことを宣言。しかしながらその最初の試みが功を奏することはなく、今夏に開催されたユーロ2020では16強でイングランドに敗退。レーヴ監督は16年ぶりにドイツ代表を後にし、ブラジルW杯優勝時にSDを務めていた、ハンジ・フリック氏が代表監督へと復帰している。そして改めてこの日、「世界最高峰に返り咲く」ための考えや目標を提示。ビアホフ氏は、「その目標追求のための代表監督が、ここに座っている」と胸を張った。

 とりわけ世界最高峰に戻るための野望は、何より競技面にいえることであり、男子・女子ともに代表チームは、今後少なくとも4強入は必ず果たしたいと考えているところ。加えて「10年に1度はタイトルを手にしたい」と考えており、「それにはU21も含めている」とビアホフ氏は強調。ただ現在は「本来、自分たちがいたい場所にいるわけではない」とし、実際にFIFAランキングで位置付けられた11位はその裏付けといえるだろう。

 またDFBアカデミーに対しては、できる限り早急に、全体の継続的な改善に貢献することが期待されている。その代表を務めるトビアス・ハウプト氏がさまざまなテーマを提示しており、技術、戦術、アスレティック面の分野など、すでに高いレベルにあるものと比べ、認知、心理、人格形成の分野ではその限りではないと説明。たとえばそれに対応する形で、反応速度や視覚的行動の測定などの作業も行われていく。パフォーマンスデーという、パフォーマンステストの延長線上にあるプログラムを設け、選手は自身のパフォーマンスを最適化するための個別プログラムを受けるとのこと。フリック監督はこのアカデミーがもつ将来性を「素晴らしい」との言葉で表現した。

 また「ファンとの高いレベルでの一体感」つまりは、「高い視聴率や満員のスタジアム」を実現させていきたいとも考えており、そこで「我々は選手たちが模範的存在となり、社会的なコミットメントを示していくことを希望している」とのこと。例えばカタールとそこにおける人権面に関する話題について、選手たちには準備をさせていきたいと考えており、ドイツサッカー連盟として一丸となり話し合い、適切な態度を示すべきだと主張した。ビアホフ氏は、「アラブ世界全体」においてワールドカップへの機運が高まっていることや、イスラム圏での初開催について言及し、「この大会を1つのチャンスにしていきたい」と述べている。