国内外のウイスキーを楽しめる催し「ウイスキーハーバー神戸」が21日、兵庫県神戸市中央区小野浜町のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開かれる。初開催の昨年は、各地の蒸留酒メーカーや生産者らが67ブースを出展。愛好家ら約1700人が足を運んだ。今年も約70ブースが並び、多種多様な酔い心地を楽しめる。(金 旻革)


 神戸のバーテンダーらでつくる実行委員会の主催。国内では埼玉県秩父市の「秩父ウイスキー祭」や名古屋市の「ウイスキーラバーズ名古屋」など地域に根付いた催しがあり、神戸でもウイスキーを通じた交流イベントを実施しようと企画した。

 酒造会社や輸入業者が用意する定番ウイスキーをはじめ、兵庫県内からは江井ヶ嶋酒造(明石市)の「シングルモルトあかし」や明石酒類醸造(同)の「波門崎ピュアモルトウイスキー」なども試飲できる。ほかに新潟や岐阜、静岡、福岡県などで製造された酒も用意。カクテルの実演販売や生産者によるセミナーも開かれる。

 実行委員長のバーテンダー宮森和哉さん(39)は「ウイスキーはとっつきにくい印象があるかもしれないが、さまざまな飲み方ができて自由度が高いお酒。会場でおすすめの楽しみ方を作り手にぜひ尋ねてほしい」と話している。

 午前11時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。入場券は1人4500円、オリジナルグラスなどがもらえるチケットは同5千円で、出展ブースで各種銘柄を味わえる(一部は別料金)。当日券はなし。詳細やチケット購入は公式ホームページから。