パトロール勤務中に交番に立ち寄り、性行為をしたとして、兵庫県警は26日、阪神地域の警察署に勤務する男性巡査部長(35)と女性巡査長(27)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。2人とも既婚者で「欲望から、流れで行為に至ってしまった」などと説明しているという。

 県警によると、2人は同じ地域部門に勤務していた2023年6月ごろから交際。同じパトカーでパトロール勤務をしていた同年8月23日午前3時50分〜8時20分ごろ、勤務員不在の交番に立ち寄り、休憩室で性行為をしたとされる。

 2人は、滞在していた時間帯は「パトカーでの警ら(パトロール)」として報告を上げていたという。24年2月、職場で「2人の距離が近い」と噂が広がり、上司の聞き取りで発覚した。

 県警は26日、疲れがたまっている状態で飲酒運転し、物損事故を起こしたとして、阪神地域の警察署に勤める男性巡査部長(32)を停職1カ月とする懲戒処分も発表。事故後の飲酒検知で呼気からアルコールが検出されたが、酒気帯び運転容疑の基準値に満たなかったという。巡査部長は依願退職した。