21日、兵庫県加古川市の女性(73)が「6500万円をだまし取られた」と加古川署に届け出た。

 同署によると今年3月、女性宅に警察官などを名乗る男らから「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている。あなたの口座を調べる必要がある」などと電話があった。スマートフォンの新規契約やネット口座を開設するよう指示され、同市内のATMから自分名義のネット口座に6回にわたり計約6500万円を振り込んだ。

 さらに指示通り、この6500万円を暗号資産(仮想通貨)に変換するスマートフォンアプリをインストールしたところ、何者かの口座に全額が送金されていたという。

 女性がネット口座を開設した銀行から「女性の口座で多額のお金が動いている」と同署に連絡があり、発覚した。