夏至が近づき日ごとに暑さが増す中、兵庫県川西市南部の加茂地区などで、特産の早生桃が収穫期を迎えている。熟してピンクに染まった果実を農家らが丁寧にもいで出荷していく。(吉田敦史)


 同市の加茂地区や南花屋敷地区は、県内有数の早生桃の産地として知られる。

 加茂地区の大田雅之さん(63)は、約2千平方メートルの畑で両親から引き継いだ約50本の桃の木を育てる。今年は春先に気温が低い日が続いたためか、花が咲くのが遅かったといい、極早生品種「はなよめ」の収穫は例年より2、3日遅れて13日に始めた。メインの「日川白鳳(ひかわはくほう)」は16日から取り始め、今月いっぱい出荷が続くという。

 21日午前10時から、同市栄町のアステ川西ぴぃぷぅ広場で即売会がある。同8時から整理券を配る。市産業振興課TEL072・740・1164