脳出血で右半身不随となった落語家桂む雀(じゃく)さん(63)と友人らによる音楽やトークの公演「桂む雀と愉快な仲間たち」が、7日午後2時から四季の森生涯学習センター(兵庫県丹波篠山市網掛)で催される。公演は、長年親交のある元公務員・藤本定一さん=同市=ら丹波篠山の有志が企画してきたが、第13回となる今年が最後となる。

 む雀さんは2005年に脳出血で倒れた。言語障害も残ったが、リハビリで左手だけのハーモニカとピアノの演奏に取り組むようになった。今回はステージで「上を向いて歩こう」「花は咲く」などを披露する。

 地元のハーモニカグループ「にじいろハーモニー」も出演。む雀さんの友人のフリーアナウンサー三代沢康司さんとタレント山田雅人さんによる漫才などもある。フィナーレにむ雀さんのハーモニカ伴奏で、会場全員で童謡「ふるさと」を合唱する。

 前売り2千円、当日2500円、小学生以下・身体障害者手帳保持者は千円。時夢館TEL079・597・3364

(堀井正純)