先輩糸井ほうふつ「桁外れの飛距離」3戦連続HRの近大・佐藤

先輩糸井ほうふつ「桁外れの飛距離」3戦連続HRの近大・佐藤

 野球の関西学生リーグで首位を走る近大。強打でチームの躍進を支えるのが、仁川高出身の主砲佐藤輝明内野手(2年)だ。高校3年夏の兵庫大会1回戦敗退で全国的には無名の選手は大学で開花し、今夏には大学日本代表として初の国際大会も経験。同じ右投げ左打ちで大学の先輩にあたる糸井嘉男(阪神)をほうふつとさせる高い身体能力を持ち、今季はリーグタイ記録となる3試合連続本塁打を放つなど勢いに乗る。3季ぶりの優勝を懸けた13日からの京大戦を前に「気負わずチャンスで打ちたい」と力を込める。

 高校時代、練習に参加した近大で「桁外れの飛距離」(田中秀昌監督)を見初められ、大学1年秋から4番に座る。同リーグのベストナインに選出された今春を経て、夏には日の丸を背負って日米大学選手権に出場。関東の強豪選手らと白球を追い「みんな練習から集中力が違った」と刺激を受けた。

 秋に向けては打撃フォームの安定に注力し「好不調の波が小さくなり、調子を維持できるようになってきた」と手応えを口にする。

 187センチ、92キロ。恵まれた体格は、大学時代に柔道選手として国際大会準優勝の実績を持つ父博信さん譲りだ。50メートル6秒の俊足に、高校まで捕手を務めた強肩も武器。田中監督は「打って走って守れる糸井のような選手に成長してほしい」と期待する。

 見据えるのはリーグ優勝の先にある関西地区代表決定戦、明治神宮大会だ。成長著しい背番号40は「日本一に向け、いつも通りの試合を重ねるだけ」と静かに闘志を燃やす。(長江優咲)


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