サッカーアジア杯に挑む 「タイトルとる場面で仕事を」 日本代表MF堂安に恩師がエール

サッカーアジア杯に挑む 「タイトルとる場面で仕事を」 日本代表MF堂安に恩師がエール

 5日にアラブ首長国連邦で開幕するサッカーのアジア・カップに、兵庫県尼崎市出身の日本代表MF堂安律(20)=オランダ・フローニンゲン=が初めて挑む。昨年秋の初代表入りから早くもエース格に成長。世界の若手10傑に数えられ、「ステップアップしたい」と野心を隠さない逸材に、幼稚園時代から8年間指導した地元の恩師も大きな期待を寄せる。

 密集を切り裂くドリブル、意表を突くパス。高い技術はフットサル場を兼ねた2面のテニスコートで身に付けた。

 堂安が浦風小を卒業するまで通った「クーバー・コーチング・サッカースクール尼崎校」(尼崎市)。スクールマスターの鈴木大人(ひろと)さん(47)は「ボールタッチが大きくなると、すぐにラインを割ってしまう。相手のプレスも速いから、おのずと次のプレーを予測するようになった」と振り返る。

 入校当初からセンスを感じさせたという。同じスクールに通った兄2人と遊びながら技術を覚え、何より「人の話を聞き、萎縮することなく思うことを言えた」と鈴木さん。個人の技術を伸ばすことに特化したスクール独自の指導を真正面から受け止め、ボールに当てる足の角度や強さ、両足を同じように扱うキックを習得していった。

 鈴木さんが「まさしく(教えた技術)」とうなったのが、代表初得点を奪った昨年10月のウルグアイ戦。絶妙なトラップで相手1人をかわし、左足でゴール左隅に決めた。「(枠の)端っこを狙え」と何度も繰り返し練習させた形だった。

 日本代表ではMF南野拓実(23)、MF中島翔哉(24)とともに「新ビッグ3」として脚光を浴びる。実は3人とも、全国に展開する同スクール出身という共通点があり、1対1で積極的に仕掛けつつ、味方と連係して突破を図る姿はOBならではという。

 中学進学に合わせてブラジル留学を希望しつつ、周囲の助言もあってガンバ大阪の育成組織に進んだという堂安。鈴木さんは海外志向が強かった教え子と今も交流を続ける。初めて日本代表入りした選手が、恩師と慕う指導者に贈るペナントは鈴木さんの手元にある。

 9日のトルクメニスタン戦から始まるアジア・カップ。鈴木さんの願いはただ一つ、「タイトルを取る場面で仕事をしてほしい」(有島弘記)


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