14日に南島原市で確認された大規模な地すべりについて、県は来週から本格的な調査に乗り出します。

一方、発生場所の周辺では2023年5月から地割れなど「異変」が起きていました。

県などが把握していたものの住民には知らされていませんでした。

南島原市によりますと、地すべりは14日に確認され、幅100メートル、長さ200メートルにわたります。

県はすでに地質調査の専門家と状況確認を行っていて、来週から本格的な調査を進める予定です。

一方で、この場所では2021年にも地すべりが起き、県がひずみなどを観測する機器を設置しました。

県は2023年5月以降、周辺で地割れなどの「異変」を確認したため、小規模の斜面崩壊を予想し対策をとる予定だったということです。

ただ近くの複数の住民は「何も連絡はなかった」と話しています。

県などによりますと、これまでに他の場所での「異変」は確認されていないということです。