43人が犠牲になった雲仙・普賢岳の大火砕流惨事から6月3日で33年です。

島原市の小学校では追悼のキャンドルづくりが行われました。

キャンドル作りは雲仙・普賢岳噴火災害の記憶を風化させず、次の世代に伝えていこうと2006年から毎年行われています。

指導
「横に寝かせて、中でぐるぐる回して」

島原市の第四小学校では21日に3年生30人が溶かしたロウが入った牛乳パックを水の中で回して、筒状のキャンドルを作りました。

そしてクレヨンで普賢岳などの絵を描き、思い思いのメッセージを刻みます。

児童
「もう二度と災害が起こらない様にという気持ちを込めて書きました」

児童
「地域の方々と家族と一緒に(命を守る行動を)取り組んでいきたい」

雲仙岳災害記念館 杉本伸一 館長
「キャンドル作りが一つのきっかけになって家庭の中で話題にして、雲仙普賢岳のこととか、あるいは災害について話をしてもらう、その一つのきっかけ作りになれば私はすごくうれしい」

子供たちが作ったキャンドルは6月3日に島原市の雲仙岳災害記念館で行われる「いのりの灯」で灯されます。