銀行員になりすまして、知人女性に「金庫の金が足りない」とうそを言うなどして、現金あわせて150万円あまりをだまし取った詐欺の疑いで、56歳の男が再逮捕されました。


詐欺の疑いで再逮捕されたのは、本籍が鹿児島市で住所不定、無職の日高洋容疑者です。

警察によりますと、日高容疑者は2021年2月、葬儀費用の名目で「妹の義母が亡くなった。50万円を貸してくれないか」などとうそを言ったり、2022年3月には、銀行員になりすまして「金庫のお金が300万円足りない。自分が原因で返すように言われた。いくらか出してもらえないか」などとうそを言ったりして、県内の50代の知人女性から、現金合わせて153万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察は日高容疑者の認否について、捜査に支障があるとして明らかにしていません。

また日高容疑者は今回で5回目の詐欺容疑での逮捕となりますが、警察は被害者の特定につながるとして、今回被害にあった女性がこれまでの被害者と同一人物かどうか明らかにしていません。

これまでの逮捕容疑で日高容疑者がだまし取った疑いをもたれている金額の合計は約1500万円にのぼっています。