大雨のシーズンを前に、国道10号線沿いの鹿児島市吉野町から鹿児島県姶良市までの地区に住む住民の避難指導の手順を確認する訓練が行われました。


鹿児島市吉野町から姶良方面までの国道10号線の一部区間は、連続雨量が200ミリに達した場合、崖崩れのおそれがあるとして、通行が規制されるため、付近の住民は早めの避難が必要となります。

17日に行われた鹿児島市消防局による風水害対応訓練では、消防隊員らが対象の地区を歩いてまわり、住民らに避難を呼びかけるための手順を確認しました。

「次が…下っていって6番に行きましょう」

鹿児島市消防局によりますと、この地区で避難を呼びかける対象となるのは45世帯で、消防隊員らはこれらの世帯を分担してまわったということです。

中央消防署・野元眞太郎消防司令長
「自分(の家)に一番近い場所だけが避難場所ではない。自分が行きやすい場所もあると思う。出水時期、洪水、色々な状況が重なるので避難場所を3〜4カ所選定しておくのがいい」