毎週土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る、カンテレの情報バラエティ番組『ウラマヨ!』(関西ローカル)。5月25日(土)の放送では「家電・食品・アイデアグッズ キッチン革命の裏側」と題して、キッチンのあらゆる悩みを解決する商品が続々登場。そのうち<わずか大さじ3杯の油で作れる焼き天ぷら>について一足先にご紹介します。

 キッチンが汚れるし、油の処理が大変…と、つい敬遠しがちな天ぷら。それが驚くほど簡単に作れてしまう革命的な商品が、昭和産業の「もう揚げない!!焼き天ぷらの素(181円・税込)」です。パッケージには「フライパンで焼くだけ!」「少ない油でザクザク食感!」「油はふき取るだけ 片付け簡単!」と魅力的な文言が並んでいます。

 まず120mlの水に焼き天ぷらの素を加え、生地を作ります。続いてフライパンに入れる油は何と大さじ3杯だけ。具材に生地を絡ませたら強火で熱したフライパンで焼いていきます。

 3分ほど焼いたらひっくり返し、両面で合計約6分焼いたら完成。調理の過程は天ぷら料理には全く見えませんが、試食したパネラーの鈴木紗理奈さんは一口食べ、「天ぷら〜(笑)!ちゃんと揚げた感があるというか、サクサクですよ…」と驚きのあまり絶句。油が少ないので調理中も飛び散りにくく、残った油はキッチンペーパーでさっと拭くだけと、油の処理にも困りません。まさにお悩みを解決してくれる“天ぷら革命”で、2022年9月の発売以来、累計売上150万個超の大ヒットとなりました。

 開発した昭和産業は、実は1959年に世界で初めて天ぷら粉を作った会社。家庭で手軽に作れる天ぷらを広めた立役者ですが、近年は競合他社の参入や作る際の手間などで天ぷら粉の売上が徐々に下がってきていたのだそう。そこで、従来の天ぷら粉では限界があると考え、その限界を超えるため“焼き天ぷら”の開発に踏み切ることにしたのです。

 「ゴールも誰もわかっていない状況だったので初めは本当に手探りで進める感じでした」そう語ったのは、この商品の生みの親、開発センターの水島徳大さん。今年27歳だそうで、何と革命的な焼き天ぷらの素は当時入社2年目の若手が中心となって生み出したものだったのです。

 開発の上で最も大きな壁となったのは、天ぷら特有のサクサク感をどう生み出すか。その裏側について水島さんは「詳しいところは企業秘密になるんですが、原材料の種類や配合の割合を一番工夫しました。何か特別なものを入れているということはなく、今までの天ぷら粉と大きく違った原料は入っていません」と説明。

 同社が扱っている小麦粉は100種類以上あり、他の材料を組み合わせれば天文学的な数字にのぼる配合の割合を日々コツコツ研究し、1年がかりで焼き天ぷらができる奇跡のバランスを見出したそうです。

 また、マーケティンググループの井村まみさんは、開発時の出来事として「実は昭和産業の主力商品のひとつに食用油がありまして、『油を売らなきゃいけないのに、油をあまり使わない商品を作って大丈夫か!?』と社内で議論になりました」との裏話を紹介。最終的には、当時の社長が「挑戦してみて欲しい」と後押しし、結果多くの人のキッチンの悩みが解決されることとなったのでした。

 番組ではその焼き天ぷらの素を使った、まさかの“おにぎりの天ぷら”などの革命レシピを紹介するほか、ヨドバシカメラで最新のキッチン家電を大調査。レンジで焼き魚が作れる魔法の調理家電の裏側などにも迫ります。次回の『ウラマヨ!』は、カンテレで5月25日(土)午後1時からです。


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