カンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『春になったら』は、今夜第9話の放送を迎える。奈緒と木梨憲武がW主演をつとめる本作は、3カ月後に結婚する娘と3カ月後にこの世を去る父の、笑って泣けるハートフル・ホームドラマだ。

  

【小林聡美 コメント】 

10話の見どころはまず、瞳が初めて任されたお産のシーンです。妊婦の亜弥さん(杏花さん)にとっても初めての出産で、決して簡単ではないお産にみんなで寄り添います。分娩のシーンは毎回、妊婦役の俳優さんが迫真の演技をされ、赤ちゃんの誕生にスタジオは感動に包まれます。若い夫婦の赤ちゃん誕生のドラマと、初めてのお産を成し遂げた瞳の頼もしさにご注目ください!瞳の頼もしさはお産ばかりにとどまりません。雅彦のポツリとこぼしたつぶやきに、瞳は計画していた結婚式の、仰天の変更を企てます。その計画を聞かされたみんなは、みんなちょっと嬉しそう…節子先生も乗り気の様子。さてその結婚式はいったいどんなことに?

  

【杏花 コメント】

10話では、いよいよ出産。これから迎える父の死と向き合う瞳先生に新たな命を取り上げてもらいます。その新しい生命を通じて、人生が如何に尊く美しいものか、その素晴らしさが描かれています。

実際に出産経験はありませんが、亜弥を演じ、出産することで乗り越えた先にある幸せや成長、強さを学びました。「大丈夫。」そう瞳先生から何度も励まされたその言葉を、いつか亜弥も誰かに言えるように。

今回亜弥を演じるうえで当初から出産シーンがあることを聞いていました。事前にスタッフの方々にいただいた丁寧な資料を元に、自分なりに勉強をし、経験している母や知り合いにも聞いて向かえた当日は奈緒さんを始めとする出演者の皆さまにも、本当に支えてもらいながら擬似体験してるように演じることが出来ました。亜弥と重なる部分がたくさんあり、一生忘れられない経験になりました。

  

第10話ストーリー

亜弥(杏花)の陣痛が始まった。節子先生(小林聡美)から初めてお産をメインで任された瞳(奈緒)の緊張が高まるなか、夫の祐作(金子隼也)に付き添われて助産院に到着した亜弥は、すぐさま分娩(ぶんべん)室へ。遅れて亜弥の両親もやって来るが、母・早苗(中村優子)が痛みに耐える娘の手をとり励ましの声をかけるなか、若い2人の結婚にいまだ納得していない父・義昭(池田鉄洋)は、亜弥のことを心配しながらも素直になれず、別室でその瞬間を待つことに。ところが、翌朝になっても赤ちゃんは産まれてこない。何度もやってくる激しい痛みに疲労困憊(こんぱい)の亜弥の姿を見た瞳は、2人で親になることを決めた亜弥と祐作のこれまでを思い返し、助産師として、これから母になる亜弥に、ある言葉をかける。その頃、入院中の雅彦(木梨憲武)は、病床で自分の葬式に呼んでほしい人のリストを作っていた。そして、病院にやって来た瞳に「家に帰ろうよ」と頼む。瞳もまた、雅彦のいない家に1人でいることがつらく、阿波野(光石研)の許可を得た2人は、残された時間を自宅で過ごすことになる。まき(筒井真理子)や一馬(濱田岳)の手を借り、自宅へ戻った雅彦だが、実は、その胸にはある後悔が。それを知った瞳は…。

 

 

<作品概要>

 

【タイトル】『春になったら』

 

【放送枠】毎週月曜よる10時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)

 

【出演】奈緒 木梨憲武 深澤辰哉 見上愛 西垣匠 影山優佳 矢柴俊博・光石研 橋本マナミ 筒井真理子・小林聡美・濱田岳

 

【脚本】福田靖

 

【音楽プロデューサー】福島節

 

【主題歌】福山雅治「ひとみ」(Amuse Inc. / Polydor Records)

 

【監督】松本佳奈 穐山茉由

 

【プロデューサー】岡光寛子(カンテレ) 白石裕菜(ホリプロ)

 

【制作協力】ホリプロ

 

【制作著作】カンテレ