前半戦失速 奮い立つ時 8戦勝ちなし 攻撃回数、シュート精度に課題【ロアッソ特集】
熊本日日新聞6/19(木)6:05

第15節愛媛戦の前半30分、熊本のFW塩浜(中央)がシュートを決め、1−2と追い上げる=えがお健康スタジアム(石本智)
サッカーJ2のロアッソ熊本は今季の前半戦を15日に終えた。19戦で4勝6分け9敗の勝ち点18で16位と振るわない。パス交換から攻め上がり、ゴールを狙う得意の展開は影を潜め、第12節以降は8戦勝ちなしと失速。攻守両面に浮かぶ課題を克服し、22日からの後半戦で巻き返したい。
総得点19は20チーム中16位。1試合平均1得点は昨季より0・39点少ない。相手ボールを奪った後に、攻撃に転じるプレーに迫力を欠き、ペナルティーエリアに攻め込む回数も物足りない。ゴール前でのラストパスやシュートの精度を高める必要がある。
総失点は27で14位。第12節までは6試合が無失点と守備が機能した。ただ、第13節の大分戦以降は無失点試合がない。7試合中4試合で複数失点を喫した。特にいわき戦は5失点と精彩を欠いた。試合終了間際の失点も目立つ。DF岩下航は「勝つ気持ちの強さとかメンタル面が弱い」と引き締める。
苦戦が続く中、気を吐くのがFW塩浜遼。今季J3福島から加入し、8ゴールを挙げて点取り屋の役割を果たしている。相手DFとの駆け引きやシュート精度に優れ、得点ランキングもトップと1点差の4位。同じFWの半代将都が中央からサイドに流れ、空いたスペースを塩浜が狙うコンビネーションはチームの大きな武器になっている。
2年目のMF藤井皓也も敵陣でのパスの多さで攻撃陣を支える。第6節から連続で先発出場し、足元の高い技術や献身性が光る。守備の要は岩下。強い当たりでのボール奪取や味方のカバリングで危機回避に貢献している。
豊富な運動量で戦うロアッソにとって、暑い夏は難敵だ。振り向けば、J3降格圏の18位との勝ち点差は1となり、正念場を迎える。大木武監督は「結果が出ない時はとにかく練習するしかない。できていないことは、俺が言い続ける。一番ぼろくそ言っている俺が一番選手を信じている。必ずできる」。選手が奮い立つ時を待っている。(野村拓生)
【第18〜19節、天皇杯の戦績】
⑱●1−5いわき、天皇杯2回戦 ○1(PK5−4)1千葉、⑲△1−1甲府
【6、7月の対戦カード】
=6月=
▽20節(22日午後1時35分)長崎 H
▽21節(28日午後2時)札幌 A
=7月=
▽22節(6日午後6時)磐田 H
▽23節(12日午後6時)秋田 A
▽天皇杯3回戦(16日時間未定)J1名古屋 H
※Hはホーム(えがお健康スタジアム)、Aはアウェー(敵地)。





