なぜ日本に来ない? エクスパンダーやシルフィなど注目度が高いクルマ3選

なぜ日本に来ない? エクスパンダーやシルフィなど注目度が高いクルマ3選

日本の自動車メーカーは海外でさまざまなモデルや仕様を販売しています。それぞれの国や地域のニーズに合ったモデルとして設定されていますが、なかには日本市場への導入を熱望するモデルも存在。今回は、日本未導入でも注目度が高いクルマを3台紹介します。

日本未導入でも注目度が高いクルマとは

 日本の自動車メーカーは、国や地域のニーズに合わせたモデルを多数ラインナップしています。たとえば、大型モデルの需要が高い米国では日本未導入のピックアップトラックやフルサイズSUVが設定されています。

 また、アジア圏ではコンパクトサイズの需要が高いため、コンパクトカーやコンパクトミニバンが多く存在するのです。

 今回は、日本未導入でも注目度が高いモデルを3台紹介します。

●三菱「エクスパンダー/エクスパンダークロス」

 三菱は、アジア圏にて高いシェアを誇っています。ピックアップトラック「トライトン」、フルサイズ大型SUV「パジェロスポーツ」といった大型モデルや、コンパクトミニバン「エクスパンダー」の人気が高いです。

 そのなかでも、エクスパンダーは、スタイリッシュなMPV(マルチパーパスビークル)と、タフでダイナミックなSUVを融合させた、次世代クロスオーバーMPVです。三菱を代表するSUVである「パジェロスポーツ」の持つ力強さや存在感、上質感を受け継ぎ、従来の小型MPVクラスにはないスタイリングを目指しました。

 エクスパンダーは、従来の小型MPVクラスよりひと回り大きくワイドなボディサイズとすることで、クラストップレベルの室内空間と多人数乗車に適した乗員レイアウトを実現。乗員間の距離と幅、ヘッドクリアランスを十分に確保しました。3列目では、良好な居住性と乗降性を実現する工夫を凝らしています。

 1.5リッターガソリンエンジンを、静粛性向上など細部にわたって改良して搭載。トランスミッションは5速MT・4速ATと組み合わせ、高速走行時や渋滞時の燃費に配慮しながら、多人数乗車時や登坂時には頼もしい走りを発揮します。

 また、2019年11月13日にはエクスパンダーをベースにSUVテイストを盛り込んだ「エクスパンダークロス」を追加するなど、アジア圏での人気はさらに高まりそうです。

●スズキ「エスプレッソ」

 スズキは、インド市場で高いシェアを誇っています。そのため、インド専用モデル(一部アジア圏でも販売)を多くラインナップしていることでも有名です。

 なかでも最近話題となっているのが2019年9月30日に発売された、新型コンパクトSUVの「エスプレッソ」です。このモデルは、同社「エスクード」などに代表されるスズキのSUVの流れを汲んだデザインを採用しています。

 外観は、存在感のあるフロントバンパーに、台形をモチーフとしたフロントグリルや、ウィンカーを掴むように配置したヘッドランプを組み合わせることで、力強くタフな印象です。

 フロントからリアにかけてイメージを統一することで、どの角度からでも一目でエスプレッソと認識できるようなデザインになっているといいます。

 2018年度のインドにおける乗用車市場は約337万台で、そのうちの約6割を全長4m未満のコンパクトカーが占めているようです。

 日本でも近年は、SUVモデルの人気が定着しつつあり、各社がコンパクトSUVを市場に投入しています。スズキでは、2018年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジとなった「ジムニー/ジムニーシエラ」や2019年末にフルモデルチェンジされると噂される新型「ハスラー」など、注目度が高いSUVモデルが登場しています。

 日本での販売動向について、スズキの広報部は次のように話します。

「国内導入していない理由については、車種ごとに異なるため、一概に同じとはいえません。ただ、それぞれの地域の道路環境、使用方法、税制などに合わせて開発をおこなっているため、日本のお客さまのニーズとマッチしないところがあることから、導入しておりません」

中国で大人気! 年間50万台近く販売される日産のセダンとは

●日産「シルフィ」

 日産のセダン「シルフィ」は日本市場でも販売されています。しかし、中国市場向けの新型シルフィはデザイン面や性能面で大きく日本仕様を凌駕し、日本への導入を望む声が出ているほどです。

 新型シルフィは、上海モーターショー2019にて発表されました。燃費性能を向上させた新しいパワートレインを採用し、より低重心でワイドなスタンスとともに空力性能を向上させた外観のデザイン、そして広く質感の高い内装を実現しています。

 パワートレインは、1.6リッターガソリンエンジンにCVTを組み合わせたもので、新設計のプラットフォームが使われた結果、従来モデルでも特徴的だった広い後席足元空間はさらに拡大されました。

 また、シームレスなコネクティビティ機能と最新の安全技術によってドライバーをサポートし、そのドライビング体験を向上させています。

 中国では、セダンモデルが人気のボディタイプとなっており、シルフィは2018年の年間販売台数48万1216台を記録するほど人気のモデルです。
 
 しかし、日本市場ではセダンモデルの人気が低迷していることや、日産車全体のモデル整理などの影響もあり、新型シルフィの導入は未定だといいます。

※ ※ ※

 ほかにも海外市場向けに、トヨタ「ハイランダー」、ホンダ「パスポート」、日産「パトロール」、スバル「アセント」、マツダ「CX-9」といったSUVモデルが存在しています。

 また、前出のエクスパンダーと競合する3列シートミニバンとして、スズキもアジア圏では「エルティガ」というミニバンが設定されているのです。

 これらのように、日本の自動車メーカーはさまざまなモデルがラインナップされています。また、日本でも販売されているトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」は、ボディサイズの異なる仕様やパワートレイン、足回りなど地域によって設定を変えているなど、それぞれの国や地域で売れる施策をおこなっているのです。


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