車内でのイヤホン使用や爆音の音楽聴取は違反か? 「あおり運転」の要因となる理由とは

車内でのイヤホン使用や爆音の音楽聴取は違反か? 「あおり運転」の要因となる理由とは

近年、Bluetoothを活用したワイヤレスタイプのイヤホンが人気ですが、クルマに乗り込んだときにイヤホンを外すのがおっくうになってしまった経験はありませんか。また、車内の音楽の音量が、気がつかないうちに大音量になっていた、なんてこともありがちです。そんな車内での音楽事情に関して調べてみました。

車内での爆音の音楽は「あおり運転」誘発か?

 いまや我々の生活に必須ともいえるほど利用頻度の高いスマートフォン(以下、スマホ)。スマホに取り込んだお気に入りの音楽を聴きながら駐車場のクルマに乗り込んだとき、一度音楽を止めてイヤホンを外すのが煩わしく感じられてしまうこともあるかもしれません。

 実際、最近のイヤホンはワイヤレス&小型化され、ハンズフリー通話用に装着したまま運転することも不可能ではなくなりました。しかし、イヤホンを付けたままで運転する行為は、違反の対象ではないのでしょうか。

 運転中でのイヤホンを使用した音楽聴取は、道路交通法では記述は少ないものの、都道府県の交通規則に違反する可能性もあります。現在は某大手企業の法務部に勤務する元弁護士は、次のように話します。

「クルマでイヤホンを用いて音楽を聴くことに関しては、全国で1番最初に神奈川県が道路交通法施行細則で『自動車運転中の携帯電話等の使用』とともに『自動車等の運転中にイヤホン等で音楽を聴く等』を禁止しました(2011年)。

 違反すると5万円以下の罰金、そして反則金(大型車・中型車:7000円、普通車・二輪車:6000円、原付:5000円)が課せられます」

 現在では、全国の過半数の自治体で、イヤホンで音楽を聴きながらの運転は違反になるといいます。では、音楽は聞いていないけれど、ハンズフリー通話用にイヤホンを装着している場合はどうなのでしょうか。

「現状では、運転中の携帯電話・スマホの操作は『安全運転義務違反』に相当しますが、スマホを手に保持していない状態での通話は違反とならないため、イヤホンだけではすぐに取り締まりの対象とはならないようです。

 ただし、『ながら運転』が厳罰化されることもあり(2019年12月施行)、イヤホンを装着したままの運転はやめた方が安全ですね」(元弁護士)

 つまり現状では、緊急車両が走行する際に流すサイレンや、パトカーのスピーカーからの指示などが聞き取れないような状態は、違反となるようです。

※ ※ ※

 それでは、大音量で音楽を聴きながらの運転はどうなのでしょうか。

「こちらも違反として取り締まりの対象になる可能性が高いですね。先述した神奈川県の道路交通法施行細則(第5号)にも『大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと』と明記されています。

 つまり、大音量もイヤホンと同じ罰則が適用されるということです」(元弁護士)

 こちらもアウトの判定。また、昨今話題になっている“あおり運転”を誘発する原因にもなりかねない、との指摘もあります。

「大音量を流しながら追越し車線を走行していて、後ろから来るクルマに気づかず、あおり運転の原因になるという可能性もあります。本人はご満悦でも、周囲がドン引きするような大音量はモラルの観点からも控えてほしいです」

 やはり常識的に考えても、イヤホンで音楽を聴く行為をはじめ、過度に音楽に集中しながら運転することは、NG行為と認識しましょう。

 さまざまなトラブルが発生しては、世間を賑わせている現在の交通事情だけに、自分を守る意味でも安全運転を心がけたいです。


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