クルマに取り付けなくてはならないナンバープレートですが、4桁の番号を選ぶことができる希望ナンバーという制度が取り入れられています。この制度が開始してから20年以上が経過していますが、どれくらいの人が希望ナンバーを取得しているのでしょうか。

「希望ナンバー」人気の数字は一体ナニ?

 クルマのナンバープレートの4桁の数字を選ぶことができる「希望番号制(希望ナンバー)」は。1998年から先行地区で開始され、その後全国に展開されました。

 当初は登録車のみでしたが、いまでは軽自動車でも希望ナンバーが取得できるようになっています。

 制度開始から20年以上が経過した現在、どれだけの人が希望ナンバーを選択しているのでしょうか。

 月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル株式会社は、クルマを所有している全国の男女1357人を対象に、希望ナンバーについて調査を実施しました。

 クルマのナンバープレートは希望ナンバーにしているかどうかを聞いたところ、「している」が45.0%(610人)、「していない」が55.0%(747人)と回答。

 半数近い人が希望ナンバー制度を活用して、自分の好きなナンバーを登録しているということがわかりました。

 クルマのナンバープレートを希望ナンバーにしていると回答した人に、何にまつわる数字にしているかを聞いたところ、「誕生日・誕生月の語呂合わせ(33.6%)」や「結婚記念日の語呂合わせ(10.3%)」など、自分や家族の特別な日付を登録している人が40%を超える結果となりました。

 さらに、「趣味にまつわる数字(9.6%)」として、好きなアーティストや好きな作品などに関連する数字、「名前の語呂合わせ(8.8%)」のなかには、家族やペットの名前や画数などの意見がありました。

 ほかには、「縁起が良い・ゲン担ぎの数字(8.1%)」には、運気が強まる数字や事故に関連しない数字などの意見があります。

 また、「その他(18.1%)」には、携帯電話の番号、自宅の固定電話の番号、購入年月日、クルマの排気量、住所やマンションの番号、ペットの体重、無線電信の信号強度、明瞭度などの最大数値など、さまざまな番号を取得している人が見受けられました。

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 せっかく自分のクルマを所有するのであれば、ナンバーにもこだわりたいという人が多いのでしょう。

 クルマのナンバープレートを希望ナンバーにしている人は、自分なりの思いを込めて数字を選び、ナンバーとして登録しているようです。

語呂合わせや地域、クルマにまつわる数字も人気!

 半数近くの人が希望ナンバーを選んでいることがわかりましたが、実際にどのような番号が人気なのでしょうか。

 全国自動車標板協議会は、国内外のナンバープレートに関する情報を発信するべく、2年ごとに開催される東京モーターショーにおいて「ナンバープレート展」というブースを出展しています。

 そのなかで発表された、最新の2019年版人気ランキングは、次のような結果になっています。

●3ナンバー(普通自動車)の人気ナンバー
1位:「1」、2位「8」、3位:「3」、4位:「5」、5位:「8888」

●5ナンバー(小型自動車)の人気ナンバー
1位:「2525」、2位:「1122」、3位:「1」、4位:「8」、5位:「3」

●軽自動車の人気ナンバー
1位:「2525」、2位:「3」、3位:「1」、4位:「1122」、5位:「8008」

 1桁の数字や、末広がりで縁起がよいとされる「8(八)」を取り入れたものに加え、2525(ニコニコ)や1122(いい夫婦)、1188(いいパパ)といった語呂合わせなどの人気が高いようです。

 なお、希望が多い特定の番号は抽選対象となっているものがあります。

 全国共通の抽選対象となっている番号は「1、7、8、88、333、555、777、888、1111、2019、2020、3333、5555、7777、8888」です。

 5ナンバーおよび軽自動車でもっとも人気の「2525」は、特定の地域でのみ抽選対象になるなど、地域によって違いが見られます。

 さらに、その地域ならではの人気ナンバーが存在することも、全国自動車標板協議会の人気ランキングにより明らかになっています。

 静岡県と山梨県が交付対象となる富士山ナンバーで一番人気なのは「3776」。これは富士山の標高3776mにちなんでいるようです。

 またエリア特有の番号として、「138(一宮)」「720(なにわ)」「1110(川口)」など、地名に由来するものも人気が高い傾向がみられるといいます。

 そして、車名をナンバープレートに取り入れる人も多くいます。

 東京の品川ナンバーの上位にランクインする「3298」は、輸入車の「ミニクーパー(3298)」の語呂合わせです。なおこの番号は品川だけではなく、2015年版においては三河ナンバーでもランクインしていました。

 ちなみに、ランキングには入っていないものの、数字が車名になっているトヨタ「86」やホンダ「660」、プジョー車など、さらには日産「GT-R」の型式番号である「32、33、34、35」といった番号を選択しているクルマを見かけることもあります。

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 最近では、ナンバープレートの番号を選べるだけでなく、ラグビーワールドカップや東京オリンピックを記念した特別仕様のナンバープレートに加え、地方版図柄入りナンバープレートとして、ご当地の景色や観光名所などの図柄を取り入れたものも交付されています。

 無機質だったクルマのナンバープレートでしたが、いまでは個性を演出するアイテムのひとつとしての役割も果たしているようです。