トヨタの欧州法人が商用バン「プロエース」のEVモデル「プロエースエレクトリック」を発売したと2021年4月23日に発表しました。ボンネットのあるスタイリッシュなデザインも特徴ですが、日本市場のユーザーからはどのような評判となっているのでしょうか。

オラオラしていないデザインが魅力的?

 トヨタの欧州法人は商用バン「プロエース」に、EVモデル「プロエースエレクトリック」を追加し欧州市場で発売したと、2021年4月23日に発表しました。純EVの商用バンという特徴もさることながら、商用車らしからぬスタイリッシュなデザインも魅力です。

 一方、日本におけるトヨタの商用車ラインナップには、プロエースに相当するモデルとして「ハイエース」が存在します。両車のデザインについてユーザーはどのように感じているのでしょうか。

 プロエースの現行モデルは2016年に登場。グループPSA(現:ステランティス)との共同開発で誕生しており、シトロエンやプジョーなどといったグループPSAのブランドからも、車名やフロントフェイスなどが異なるモデルが登場しています。

 なお、欧州で販売されるプロエースには、商用モデル(プロエース)のほかに乗用モデルの「プロエースヴァーソ」も存在します。

 そして、今回トヨタの欧州法人は商用モデルと乗用モデルそれぞれにEVモデルを設定し、前者をプロエースエレクトリック、後者を「プロエースヴァーソエレクトリック」として発売しました。

 ディーゼルエンジンが搭載されるベースモデルから大きな変更は加えられていませんが、プロエースエレクトリックおよびプロエースヴァーソエレクトリックのデザインは、日本のワンボックスタイプ(キャブオーバー式)のハイエースとは異なり、ボンネットのあるデザインを採用。ミニバンに近い雰囲気のフロントフェイスが特徴といえます。

 日本のユーザーは、欧州版ハイエースといえるプロエースエレクトリックの外観についてどのような印象を持ったのでしょうか。

 今回、くるまのニュースでは2021年4月27日から4月30日まで、プロエースエレクトリックに関するアンケート調査をSNS上で実施。SNSユーザーの意見を募集しました。

 まず、「あなたは欧州で販売されるプロエースのデザインについてどう思いますか?」という質問を「とてもカッコ良いと思う」「まあまあカッコ良いと思う」「あまりカッコ良いと思わない」「まったくカッコ良いと思わない」の4択で聞いたところ、「とてもカッコ良いと思う」が37.5%、「まあまあカッコ良いと思う」が31.3%という結果となりました。

「あまりカッコ良いと思わない」は18.8%、「まったくカッコ良いと思わない」は12.5%となりましたが、欧州で販売されるプロエースのデザインについて概ね好評という結果となっています。

 回答した理由をそれぞれ聞いたところ、複数寄せられた意見としては乗用車ライクなデザインを評価する声があり、「自家用と商用、どちらでも使えそうな雰囲気があるので良いと思います」「商用モデルでも、上級感を持ち合わせていると感じます」などの意見が寄せられました。

 また、カッコ良いと回答した別の理由では、派手すぎないフロントフェイスが好印象という意見も複数あり、「そもそもオラオラ顔でないから好印象です」「フロントフェイスがオラオラしていないのでいいと思います」という回答がありました。

 日本のハイエースがいわゆるオラオラ顔に該当するわけではありませんが、日本市場の大型ミニバンのなかにはオラオラ顔と評されるモデルが複数あることから、そうしたモデルと対比するとプロエースの独自性が感じられるかもしれません。

 なおカッコ良いと思わないと回答した人の意見では「ありふれているデザインだと感じました」という回答もありました。

 ちなみに、日本のハイエースと欧州のプロエース、どちらのデザインが好みなのかを聞いたところ、ハイエースと回答した人が43.8%、プロエースと回答した人が56.3%という結果となっています。

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 回答者のなかには、「(ボディサイズの関係で)4ナンバーにはなりませんね。しかし、乗用用途やキャンピングカーの改造ベース車に良いと感じました」という感想を持つユーザーも存在しました。

 2021年現在、トヨタのハイエースシリーズとしては日本の現行仕様(200系)のほかに、海外市場には300系と呼ばれるセミボンネットタイプの新型ハイエースが存在。

 また、300系ハイエースをベースとした高級フルサイズワゴンとして「グランエース」が日本市場に登場しています。

 今後、日本市場でどのようなバンがトヨタから登場するのか、注目されます。