2020年のミニバン市場ではトヨタの高級ミニバン「アルファード」が首位に輝きました。一方のグローバル市場におけるトヨタのミニバンといえば「シエナ」です。では、日本未発売のシエナに日本のユーザーはどれほど関心があるのでしょうか。

日本で売っても良いんじゃない? トヨタ巨大ミニバン「シエナ」とは

 トヨタの高級かつ巨大ミニバンといえば「アルファード」が有名ですが、海外では全長5m超えの「シエナ」が存在します。

 北米やアジアの一部で販売されるシエナの魅力とはどのようなものなのでしょうか。

 シエナの初代モデルは、トヨタ「プレビア」(エスティマの北米車名)の後継車として1997年に米国で販売されました。

 現行モデルとなる4代目は2020年11月に発売。幅広いライフステージと活動をサポートするミニバンとして新たに生まれ変わりました。

 現行モデルは、「ヴェンザ(日本名:ハリアー)」や「RAV4」、セダンの「カムリ」や「アバロン」と同じTNGAプラットフォーム「GA-K」を採用しており、2列目にキャプテンシートを備えた7人乗りと8人乗りを設定しています。

 外観デザインは、日本の新幹線からインスピレーションを得て、滑らかでスピーディな造形を実現。

 高い位置に配置されたヘッドライトはボディ後方にかけてスタイリッシュさを表現しているほか、フロントグリルは下方向に広がりを見せつつ押し込み、最端にLEDフォグランプを配置することで低重心なスタイルを強調しました。

 現行モデルのボディサイズ(LEグレード)は、全長5174mm×全幅1994mm×全高1740mmです。

 パワートレインは、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにトヨタのハイブリッドシステム(THS II)を組み合わせて最大システム出力243馬力を発揮します。

 また、2021年4月27日には、北米市場向けに特別仕様車「ウッドランド・スペシャル・エディション」を発表。

 このモデルは、4WDをベースとしており、最低地上高を引き上げたことでよりアウトドアレジャーで使いやすいモデルとなっています。

 一方のアルファードは、姉妹車「ヴェルファイア」とともにトヨタの高級ミニバンとしてラインナップされています。

 とくにアルファードにおいては、2020年にもっとも売れたミニバンとなり、近年ではヴェルファイアの販売台数と比べると雲泥の差です。

 また、アルファードとヴェルファイアはそれぞれアジアの一部地域で販売されており、富裕層から高く支持されています。

 アルファード(Sグレード)のボディサイズは、全長4950mm×全幅1850mm×全高1935-1950mmとなり、シエナのほうが大きなボディを有しています。

 今回、くるまのニュースではトヨタがグローバルで展開するシエナとアルファードについて、アンケートを実施しました。

 最初に「トヨタが海外で展開する全長5m超えの『シエナ』に興味がありますか?」という質問では、「ある(75%)」、「ない(25%)」と半数以上のユーザーが日本で未発売のシエナに関心があることが分かっています。

 次に「新幹線をモチーフにしたシエナのデザインは好きですか?」という質問では、「はい(77.3%)」、「いいえ(22.7%)」となり、日本ではスクエアなミニバンが多いなかで、流線型ともいえるシエナのデザインが好評なようです。

 日本で未発売のシエナですが、関心が高いことやデザインが受け入れられていることが分かります。

 では、日本で発売された場合には「購入を検討する」のでしょうか。アンケートの結果では、「はい(52.3%)」、「いいえ(47.7%)」と意見が分かれました。

 しかし、「日本ではアルファードが人気ですが、シエナとどちらに関心がありますか?」という質問では、「シエナ(77.3%)」、「アルファード(22.7%)」と8割近いユーザーがシエナに関心があると回答しています。

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 シエナは、全長5mを超えるため日本の道路事情には適さないといえるボディサイズですが、アルファード同等ともいえる関心の高さが伺えることから、日本で発売されれば、新たなトヨタミニバンとして人気となる日がくるかもしれません。