メルセデス・ベンツ日本は、新型「マイバッハ S クラス」と「マイバッハ GLS」を2021年7月1日に発表する。「ラグジュアリー」と「乗る人を鼓舞する創造性」で頂点に立ち続けるマイバッハは、どのようなクルマなのだろうか。

最善のなかの最善をお届けする

 メルセデス・ベンツ日本は2021年7月1日、新型「マイバッハ S クラス」と「マイバッハ GLS」を発表する。今年で100周年を迎える「マイバッハ」は、どのような歴史を持つクルマなのだろうか。

「最善のなかの最善をお届けする」この大胆な目標をカール・マイバッハ氏と父であるヴィルヘルム氏が打ち出したのは、いまからちょうど100年前。ふたりが「マイバッハ 22/70 HP W3」を発表した際のことである。これは、メルセデス・マイバッハが今日、世界屈指の独自性をもつ超高級車ブランドとなる「種」が撒かれた瞬間でもあった。

 会場となったベルリンモーターショーで100年前に打ち出されたこのフィロソフィーは、それ以来ずっとマイバッハブランドの中核思想となっている。そして長い年月を通じて世界の王族やリーダー、映画スター、有名スポーツ選手などに選ばれ続けたメルセデス・マイバッハのダブルMエンブレムは、革新技術と洗練されたラグジュアリーの頂点を表すものとなった。

 このダブルMエンブレムは、情熱、そして乗る人を鼓舞する創造性の象徴である。さらに今日のマイバッハは、単に「最善」の製品であるだけでなく、「最高」のステータスをも表現する言葉にまで昇華した。

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 マイバッハの伝説の始まりは、1921年9月、マイバッハ・モトーレンバウ社のシリーズ生産車第1号となった「W3」が発表された瞬間にまで遡る。ドイツ車初となる4輪ブレーキや、1速で全速度域に対応するプラネタリーギアボックスと6気筒エンジンの組み合わせ、豪華なウッドや本革張りの室内など、その設計/デザインは既成概念を打ち破るものであった。しかし、この走る芸術品のようなクルマは大衆を魅了するも、常に時代の先端をいくために絶えざる進化が求められることになる。

 その後1961年に、ダイムラーがマイバッハ・モトーレンバウ社を買収し、2002年になって「マイバッハ62」を発売し、新時代の幕開けとなった。そしてシリーズ生産車第1号の誕生から100周年に当たる2021年に、マイバッハはふたつの新型モデルを発表する。1台は「Sクラス」で、数多くのデジタル革新技術と卓越した技巧により、自動車ラグジュアリーの典型としてこれまで以上に進化したモデルとなる。

 そしてもうひとつは、SUVである「GLS」だ。こちらは、現代のSUVセグメントにおける最高水準のモデルになる。いずれのモデルのデザインも、十分に検討しつくされているのが分かる。

他に類を見ない洗練されたラグジュアリー

 メルセデス・マイバッハでは現在、次世代のクルマのあり方を世に問うべく、初の純電気自動車の準備が進められているという。この電気自動車の詳細については、今後数か月以内に詳細が発表される予定だ。

 ダイムラー社およびメルセデス・ベンツ社取締役営業、マーケティング統括のブリッター・ゼーガー氏は、次のようにコメントしている。

「メルセデス・マイバッハは、メルセデス・ベンツの高級車の頂点に君臨するモデルです。ラグジュアリーカーの最先端としてマイバッハが築いた独自のクルマづくりの伝統が今年100周年を迎えるに当たり、当社はこのブランドをさらに発展させ、スタイルと快適性、それに卓越したクラフトマンシップに最高の基準を打ち立てたいと、変わらぬ情熱を燃やし続けています。マイバッハのお客様は特別なものを求めるお客様であり、当社としてもその期待以上のものをお届けしたいと願っています。当社独自のカスタマーケアプログラムに、メルセデス・ベンツの完璧さと最新技術、そしてマイバッハ独特の性格を組み合わせることで、他に類を見ない洗練されたラグジュアリーな体験をお客様にご提案しています」

 しかし、ラグジュアリーというものは常に実体的なものだけにとどまることは無い。豊かな創造力はメルセデス・マイバッハのDNAの一部であり、常に話題性のある文化との関わりを持つことで、マイバッハの創造力をさらに高めることになるだろう。

 マイバッハ車第1号の登場から100周年に当たる2021年は、この精神を改めて強調するさまざまな取り組みが計画されている。

 メルセデス・ベンツでは現在、最高級車セグメント、そして電動化、デジタル化における成功をさらに拡大させるために、新たな戦略的方向転換を進めているが、メルセデス・マイバッハは、そのなかでも重要な成功要因として位置づけられているブランドだ。