トヨタの北米法人が開発したショーモデル「ティムラブ タンドラ」は、本格的なグリルやクーラー、そしてビール/ワインタップまで搭載した、デイキャンプに最適なモデルだといいます。いったいどんなクルマなのでしょうか。

おいしい料理を振る舞うことができる特別なタンドラ

 トヨタがアメリカ市場に向けて販売するピックアップトラックに「タンドラ」があります。全長は約5.8m(現行モデル)と非常に大柄なボディを持ち、仕事から趣味まで幅広く使えるクルマとしてラインナップされます。

 そんなタンドラですが、本格的なキッチンを備えた特別仕様が過去に製作されたといいます。いったいどんなタンドラだったのでしょうか。

 トヨタの北米法人が2014年のSEMAショー(世界最大級のカスタムカーショー)に向けて製作した「ティムラブ タンドラ」は、有名シェフのティム・ラブ氏と彼が率いる製作チーム「Divine 1 Customs」の手によってカスタム。

 英熱量2万4000BTUの27インチグリルがセットされたほか、ビール/ワインのタップ(蛇口)、保冷クーラー、まな板なども用意され、アウトドア、そしてテールゲートパーティ(スポーツイベント開始の数時間前に、観戦に訪れた観客がクルマのテールゲート周辺で開くパーティ)に最適な仕様となっています。

 カスタムされた荷台部分は、普段はハードトップで覆われているものの、下からせり上がることで空間が拡張され、その真価を発揮できる仕様となります。

 ティムラブ タンドラで料理を振る舞う様子は、大学フットボールの観戦でネイランド・スタジアムを訪れたファンに向けて実際に披露されました。タンドラの荷台にグリルシステムがセットされた光景に、観客は驚いたといいます。

 さらに、ティムラブ タンドラの荷台にはプレイステーション4とApple TVを接続したテレビや、ロックフォード・フォズゲート・オーディオシステムも搭載。贅沢な休日の午後を過ごすのに最適な仕様といえるでしょう。

 外装には、フロントフェイスを力強い印象にするLEDライトやThuleルーフラック、TOYO TIREのMT(マッドテレーン)タイヤなどが与えられ、迫力あるデザインに仕立てられました。

 ティム・ラブ氏は、自らの名前が冠された特別なタンドラについて「このクルマは私のスタイルにぴったりで、おいしい料理を振る舞うこともできるし、テールゲートパーティを楽しむ友人たちに最高の時間を提供することができます」とコメントします。

※ ※ ※

 トヨタの北米法人は、ティムラブ タンドラのほかにも、SEMAショー用にさまざまなカスタムモデルを製作しています。

 一例を挙げると、2018年のSEMAショーでは、同じくタンドラをベースとした「タンドラ・パイ・プロ」を発表。このクルマには、ピザハットおよびNACHIロボティックシステムズとコラボした全自動ピザ焼きマシンが搭載されており、話題を集めました。