29年前のランクルが激アツ! 800万円超えで落札された極上のシュノーケル付きモデルとは、どのような仕様なのでしょうか。

シュノーケル完備! 水の中も行けるかも?

 2021年8月で誕生から70周年を迎えるトヨタ「ランドクルーザー」。同年6月には新型ランドクルーザー(300系)が世界初公開されました。
 
 中東市場を皮切りにロシアや南アフリカなどで販売が開始されており、日本でもまもなく発売される予定です。
 
 一方で、オールドランクルとなる歴代モデルの人気も依然と高く、中古車市場やオークションなどでは高値で取引されています。

 70年の歴史を持つランドクルーザーには、「ステーションワゴン(55系/60系/80系/100系/200系)」、「ライトデューティー(70系/90系/120系/150系)」、「ヘビーデューティー(BJ系/20系/40系/70系)」に分類されます。

 2021年現在、乗用車として200系と150系(日本名「ランドクルーザープラド」)、商用車として70系が世界各地で販売されており、200系に関しては前述の300系に世代交代しようとしている時期です。

 ランドクルーザーは、歴代を通して「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というコンセプトで開発され続けており、信頼性・耐久性・悪路走破性を鍛え、進化し続けてきた唯一無二の存在となります。

 そのため、製造から数十年経ったオールドランクルでも元気よく走っている姿を世界各地で見かけるほか、なかには希少性や状態の良さから新車時よりも高い値が付いていることもあるようです。

 2021年3月にアメリカン・スコッツデールで開催された「バレットジャクソンオークション」では、1992年式の70系が7万5900ドル(約830万円/手数料込み)で落札されました。

 この70系は、ヘビーデューティーに分類される40系の後継モデルとして1984年11月に発売。

 外観デザインは40系のイメージを継承しており、フロントガラスに曲面ガラスを採用したほか、室内空間を拡げると共に実用性も向上させています。

 ボデーバリエーションは、幌タイプ、バンタイプに加えてFRPトップタイプを設定。

 それまでのランドクルーザーは、業務用途主体でしたが4輪駆動車が乗用車代わりにも使われるようになるなど、需要が変化していたこともあり、広い用途に対応すべく、2310mmから3180mmの範囲で5種類のホイールベースが用意されました。

 今回、オークションに出品された70系は、トゥループキャリア(FJ75型/部隊輸送仕様)仕様となり、海外向けモデルで、OEMパーツで完全にレストアされています。

 パワートレインは、4リッターV型6気筒エンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載し、20ガロンの補助サブタンクを装備。すべてのメカニカルパーツは完全に整備・点検されています。

 このトゥループキャリアには、シュノーケル、新品のオフロードタイヤ(トーヨー製オープンカントリー)、新品のサスペンションキット(Ironman製)が装着されています。

 内装には、新品の布地に張り替えているほか、純正のエアコンとヒーター、オリジナルのトヨタ製ステレオシステムが装備されるなど、29年前のクルマとは思えないほどの状態です。

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 近年、日本においてもトゥループキャリア仕様ではないものの、70系の人気は高まっており、若年層や女性層からの支持も集めているようです。