トヨタ「アルファード」は高級ミニバンかつ日本で1番売れているミニバンです。しかし、直近ではその勢いに陰りが見られてきたようですが、その理由とはどのようなものなのでしょうか。

アルファードのピークは過ぎてない! あえて買わないユーザーの考えとは?

 国産高級ミニバンの代表格となるトヨタ「アルファード」。
 
 最近では、高価格帯ということも関係なく、国産ミニバンでNo.1かつ登録車全体でも上位を維持していました。 
 
 しかし、2021年10月の登録台数では前年比45.5%を記録するなど以前ほどの勢いはないように感じますが、アルファードの人気はピークを終えてしまったのでしょうか。

 アルファードは、初代が2002年に登場し、2代目が2008年、そして現行となる3代目が2015年に発売されています。

 日本自動車販売協会連合会が公表しているデータによると、2020年の年間登録台数では第5位、2021年上半期ではで第3位にランクインしています。

 月別の登録台数でみても2020年4月頃から2021年9月に至るまで、おおよそ3位から5位という高い水準を記録し続けてきたアルファードですが、2021年10月は第9位に落ち着いています。

 いままで好調な台数を記録してきたにもかかわらず、なぜアルファードの登録台数は少なくなったのでしょうか。

 都内のトヨタ販売店の担当者は、アルファードの売れ行きについて「以前とはそこまで大きく変わっていない」といいます。

 販売台数が減っているとはいえ、国産車のなかでトップクラスに売れていることは間違いないため、販売店としても、アルファードの人気が落ち込んでいるとは感じていないようです。

 また、2021年は年間を通して、新型コロナウイルスによる半導体や生産台数の影響もあり、新車市場全体が低迷していたこともあり、アルファードだけが落ちているという印象に至らなかったことも考えられます。

 しかし、前出の販売店担当者によると、以前に増して「購入に踏み切らない人」は増えているようです。その理由について、担当者は以下のように話します。

「新車市場全体でみると、半導体不足などの影響で納期に遅れが出ており、それによって、いまはクルマの購入を控えているという人は多く見られます。

 アルファードにもそうした理由が当てはまりますが、加えて、お客さまのなかには、そろそろ新型モデルが出るのではないかと考えて、あえて現行型を購入しない意向の方もいるようです」

 このように、アルファードの購入に踏みとどまっている人が多い背景には「新型モデルの発売」が挙げられます。

 SNSでは「アルファード新型2022年冬発売らしい!(編集部注:投稿者の意見です)」「新型出たら買おうかな」というような声が見られ、すでに新型モデルへの期待が高まっているようです。

 前述したように現行型は2015年に発売されており、2022年では発売から7年が経過することになります。

 車種に限らず、クルマのフルモデルチェンジは一般的に6年から7年でおこなわれることが多く、実際にアルファードも初代から6年で2代目、2代目から7年で3代目が発売されていることを考えると、次期型の登場が近いのかもしれません。

 一部のメディアでは、2022年冬の発売が予想されており、待てば新型モデルが購入できるとなれば、「登場まで待とう」と考えるユーザーが多いのも頷けます。

 前出の販売店担当者は、アルファードの新型モデルについて「店頭にはまだ何の情報も入ってきておらず、発売は不明です」と話します。

 そうしたなかで、とあるトヨタ関係者によれば「2022年の新車スケジュールにアルファードは入っていない」と話します。

※ ※ ※

 アルファード自体の台数が減少気味にある理由として、新型コロナウイルスによるさまざまな影響や、新型モデルを待つゆえの買い控えということが挙げられますが、新型アルファードの登場は当分先になりそうです。

 一方で、昨今では納車待ちが長引いていますが、2021年12月上旬時点のアルファードは「注文から2か月から3か月程度」と、他車種より短期間で納車されます。

 そのため、アルファードについては「欲しいときに買う」という手段を選ぶのも良いかもしれません。