神奈川県にはある変わった歩行者用信号機があるといいます。どういったものなのでしょうか。

世界にひとつしかない「アトム信号機」の正体とは!?

 街中にはクルマ用の信号はもちろん歩行者用信号など、信号機が多数設置されています。

 歩行者用の信号は通常、人の形をした赤と青の信号になっていますが、神奈川県の一部地域に珍しい歩行者用信号機があるといいます。

 神奈川県には、相模原市、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、寒川町、愛川町の10市2町を対象とした「さがみロボット産業特区」という地域が存在します。

 この地域は、2013年2月に国から地域活性化総合特区として指定を受け、「生活支援ロボットの実用化を通じた県民生活の安全・安心の確保及び地域経済の活性化」のため、ロボットの開発・実証実験の促進、普及啓発や関連産業の集積促進に取り組んでいます。

 さがみロボット産業特区ではさまざまな実証実験がおこなわれており、さがみ発である商品化ロボットの開発や、2021年1月には江ノ島で自動運転バスの実証実験がおこなわれました。

 現在も、未来に向けた災害対応や介護・医療、生活支援を想定したロボットの開発など進められています。

 この場所に、イメージキャラクターをつとめる手塚治虫さん原作によるマンガ・アニメのキャラクターである「鉄腕アトム」をかたどった信号機が設置されているといいます。

 その理由について、神奈川県産業振興課の担当者は以下のように話します。

 「さがみロボット産業特区の周知広報を目的に、イメージキャラクターである『鉄腕アトム』の歩行者用信号機を2014年年11月11日に設置しました。

 さがみロボット産業特区に興味を持ってもらうきっかけになればと考えています」

 アトム信号機は区内に設置されているものの、県としては設置場所を公開していません。

 ただ、信号機が設置された際に記者発表内でいくつかヒントが明かされており、特区内の市町のうち、名前がひらがなで4文字のところ、夏は大渋滞で有名な道路がすぐ近くにあるところ、大きなプールや空中散歩が楽しめる施設が近くにあるところなどが挙げられています。

 通常、信号機は道路交通法にて指定された信号機の設置が決められており、デザインされたものは使用することができないため、ヒントを頼りに区内を探してみるとアトム信号機を見つけることができるかもしれません。