米国ホンダは自律型作業車両「Honda AWV」の開発を進めています。ベースとなるのはホンダ「アクティトラック」と見られますが、その外見からかつてホンダが販売していた「バモスホンダ」を連想する人がいるようです。

お披露目されたHonda AWVからバモスホンダを連想する人も

 2021年1月21日にホンダは公式SNSで自律型作業車両「Honda AWV(Autonomous Work Vehicle)」のプロトタイプの動画を公開しました。
 
 このHonda AWVの見た目は、屋根なし軽トラックともいえる仕様ですが、どのようなモデルなのでしょうか。そして、ホンダの元祖屋根なし軽トラックといえばバモスホンダを思い浮かべるクルマ好きもいるかもしれません。

 Honda AWVは、2018年にラスベガスで開催された「CES 2018」にてコンセプトモデルが初めて発表され、頑丈で耐久性のある「オフロードサイドバイサイドプラットフォーム」と、新興の先進的な自律走行技術を組み合わせたモビリティです。

 エクステリアは、ホンダの電気自動車「ホンダe」の特徴的な丸目ヘッドライトで可愛らしさがあるものの、足元にはオフロードタイヤを装着するなど独特の存在感を放っています。

 ボディ後方の荷台部分には、ホンダが2021年4月まで生産していた軽トラック「アクティトラック」を流用していると見られ、テールランプ周辺のデザインはほぼ同じです。

 なお、Honda AWVは、GPSによる位置情報の取得、レーダーやライダーによる障害物の検知、ステレオスコピック(3D)カメラによる遠隔監視など、一連のセンサーを用いて自律走行や、リモートコントロールによる操作が出来るのが特徴です。

 Honda AWVのユーザーの反響は「果樹園仕様が出るの?」「農園カスタム」といった声が見受けられます。

 さらに、ほかの反響としては「ホンダのAWVが初代バモスホンダを彷彿とさせる」、「まさか元祖バモスを出すんか?あれデザインすごいよね」、「むかし360ccの頃のバモスの現代版か」というようにかつてホンダが販売していた「バモスホンダ」を連想する人がいました。

 ホンダ「バモス/バモス ホビオ」といえばワンボックスタイプの軽乗用車で、1999年から2018年まで販売されていましたが、その車名のベースとなったのは前述のバモスホンダです。

 バモスホンダは「乗る人のアイデアによって、用途の範囲が無限に拡がるクルマ」として1970年に誕生。

 まるで軍用車のような見た目のイメージによりオフロード走行が可能な印象もありますが、悪路走破性は高くなかったといいます。

 エンジンはホンダの軽トラック「TN360」の360cc空冷2気筒を搭載し、荷台を有するためバモスホンダも軽トラックに区分されていました。

 ボディタイプは、全3タイプ(2人乗り/4人乗り/4人乗りフル幌)となり、ベースはオープンボディかつドアパネルが無い仕様でした。

 そのため、シートにはキャンバス製防水シート生地が使われたほか、スピードメーターとコンビネーションメーターは防水タイプを採用していました。

 さらに、フロアは水洗いでき、幌を外した状態で不意に雨が降っても慌てずに済むようになっていました。

 しかし、奇抜なデザインや仕様だったことなどにより販売面では苦戦を強いられ、結果として1970年から1973年の3年間しか発売されなかった幻の1台です。

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 今回のHonda AWVは、バモスホンダとは異なり工事現場などで無人で荷物を運搬出来るようなモビリティとなります。

 しかし、その愛くるしい見た目からかつてのバモスホンダを思い出す人もいたようです。