ルノー・日産・三菱アライアンスは、2022年1月27日にアライアンス会見をおこないました。そのなかで、日産は新型「コンパクトEV」のデザインを先行して公開しましたが、その見た目に対して「新型マーチ?」という反響が寄せられています。

日産の謎EVは、新型マーチなの?

 日産は、2022年1月27日にルノー・三菱とのアライアンス会見にて、新型コンパクトEVを欧州市場に投入すると発表しました。
 
 アライアンス会見では、3社の将来的な電動化戦略を中心に発表されましたが、SNSでは新型コンパクトEVに関して「新型マーチ?」という声が多く見受けられましたが、なぜマーチの名前が挙げられるのでしょうか。

 日産の公式発表ではフロントデザインのシルエット画像と、29秒のティザー動画が公開されました。
 
 それを見たユーザーは、「マーチやな」、「丸く可愛い感じでマーチ感出てて日本でもウケそうな気がする」、など、日産がグローバルで展開するマーチを連想する人が多くいました。

 この新型コンパクトEVは、日産のエントリーカーとして人気の高い「マイクラ」の後継車となり、フランスにあるルノーのエレクトリシティセンターで生産されます。

 マイクラは、マーチの海外名として用いられる反面、欧州では2017年にマーチから独立する形で5代目モデルにフルモデルチェンジし、異なるモデルとして展開。

 また、日本ではかつて「マイクラC+C」という英国で生産したカブリオレ仕様も販売されていました。

 こうした背景に加えて、公開された新型コンパクトEVのヘッドライトやフェイスデザインは、日本で2002年から2010年まで発売されていた3代目マーチ(K12型)に似ていることも、マーチを連想する要因になっていると考えられます。

 今回の新型コンパクトEVは、将来の日産電動車ラインナップをさらに強化するものだといいます。

 2030年に向けたアライアンスのロードマップで発表された「CMF-BEV」を採用。デザインを日産、開発と生産をルノーが担当して、欧州市場に投入されるようです。

 また、今回のデザインは公開されましたが。各社は共通プラットフォームを採用しながらモデルごとに独自のスタイリングを実現する可能性もあるといいます。

 前述の29秒のティザー動画では、新型コンパクトEVのフロント以外にドアノブ、テールランプのシルエットに加えて、ピンクカラーが印象的なサイトデザインなども公開されており、日本でもマッチしそうなスタイルとなっていました。

 日産の最高執行責任者(COO)のアシュワニ・グプタ氏は、新型コンパクトEVについて、次のように語っています。

「この新型車は、新しい共通プラットフォームを採用して、日産がデザインし、ルノーが開発と生産をおこなうことで、アライアンスの資産を最大限に活用しながら、日産らしさにあふれる商品を実現します。

 人気の高いマイクラの後継となる新型車は、欧州のお客さまにさらなるワクワクを提供することでしょう」

 かつて3代目マーチは、見た目の可愛さなどから高い人気を誇っていましたが、現行モデルとなる4代目マーチではスクエアなデザインになったことなどにより、販売は次第に低迷していました。

 現在では、2010年の登場から12年目ということで設計の古さも影響し、決して好調とはいえない状況です。

 そうしたことから、かつてのマーチを知るユーザーは今回の「新型日産マーチの発表発売を待ち望んでます」など、日本への投入を期待する声も見受けられました。

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 なお、新型コンパクトEVに用いられるCMF-BEVは、2024年に投入され最大400kmの航続距離と優れた空力性能を実現するようです。

 新型コンパクトEVの車名、発売時期、搭載技術の詳細などについては、今後発表する予定だといいます。