Twitter上で投稿された「レクサスが教習車として走行している、すごい」という旨のツイートが、プチ話題となっています。岡山の自動車教習所の教習車であるようですが、どういった理由で採用されたのでしょうか。

「かっこよくて話題性のあるモデルを教習車にしたかった」

 2022年5月15日にTwitter上で投稿された「レクサスが教習車として走行している、すごい」という旨のツイートが、プチ話題となっています。
 
 岡山の自動車教習所の教習車であるようですが、どういった理由で採用されたのでしょうか。

 このTweet内容とともに掲載されている写真には、「練習中」の標識が貼られており、おそらく高速教習中と思われるレクサスの教習車です。

 このレクサスは、備前自動車学校岡山教習所の所有する教習車となり、2021年7月1日に導入された「IS300h」で、応用走行の「項目名12(自主経路の設定)」や「項目名14(高速道路での運転)」のみ使用されるといいます。

 教習車としてIS300hを導入し経緯について、備前自動車学校岡山教習所の担当者は「若い人を含む多くの人が一度は乗ってみたいであろう、かっこよくて話題性のあるモデルを採用したかったからです」と話します。

 教習車には教習所としての機能をきちんと果たす必要があるため、道路交通法施行規則第24条により、規格が定められています。

 道路交通法施行規則第24条によると「乗車定員5人以上のもっぱら人を運搬する構造の普通自動車で長さが4400mm以上、幅が1690mm以上、軸距が2500mm以上、輪距が1300mm以上のもの」とされています。

 そのため、軽自動車やコンパクトカーは教習車とすることができないほか、国産自動車メーカーは、それぞれ教習車向けのモデルとして「トヨタ教習車(カローラアクシオ)」や「マツダ教習車(マツダ2セダン)」などを販売していることもあり、それ故に国産コンパクトセダンが選ばれやすいという事情があります。

 その一方で、教習所を卒業し免許を取得した人が実際に乗るクルマはさまざまです。

 そうした卒業後までを考えて、できるだけさまざまな種類のクルマで教習をおこないたいという思いが教習車側にあるようです。

 前出の担当者は「多くの教習生に、さまざまなクルマに乗っていただきたいと考えています」と話すとおり、備前自動車学校岡山教習所にはレクサスのほかにも電気自動車の日産「リーフ」の教習車も用意されているようです。

 今回のレクサス教習車に対してSNSでは「こんな高級な教習車に乗ってしまったら、普通のクルマで満足できなそう」、「羨ましい!?」、「レクサス乗ってみたいな」と、レクサスを含む高級車の教習車に憧れを抱く声が一定数みられますが、実際に備前自動車学校岡山教習所で導入した際には、どのような反響があったのでしょうか。

 前出の担当者は、レクサスなどさまざまな高級車を採用した際の反響について、以下のように話します。

「『レクサス、一度は乗ってみたかった!』『やっぱり生で見たけどレクサスかっこいい』というような声は結構いただきましたね。

 しかし、実際にはレクサスを運転するという緊張感が優ってしまうのか、運転している人はあまり実感がわかないようです。

 どちらかといえば、まわりの人からさまざまな声をいただくことのほうが多いかもしれません」

※ ※ ※

 ちなみに、レクサスの教習車を採用している自動車教習所は全国にいくつかあるようです。

 例えば、京都にある岩倉自動車教習所では「教習生がまだ知らない歓びに出会うために導入しました」と公式ホームページでレクサスのSUV「RX」を導入したことをアナウンス。

 ほかにも、メルセデス・ベンツやアウディといったさまざまな高級車を教習車として取り扱っている教習所がいくつか存在しています。

 少子化で免許の取得者が減少傾向になる昨今では、教習所も教習生を集めるのにさまざまな工夫を凝らしており、このような高級車を教習車に採用することは、そうした工夫の一環ともいえます。