メルセデスAMGの電動化の未来を提示するコンセプトカー「ヴィジョンAMG」が世界初公開されました。未来感と伝統が混ざりあったデザインのEVコンセプトです。

2025年から始まるメルセデスAMG電動化を示唆

 独メルセデスAMGは2022年5月19日、EVコンセプトカーの「VISION AMG(ヴィジョンAMG)」を世界初公開しました。

 ヴィジョンAMGは、メルセデス・ベンツのEVコンセプト「ヴィジョンEQXX」をベースにしたコンセプトモデルで、未来のメルセデスAMGの電動化を提示する4ドアスポーツクーペです。

 メルセデスAMGの高性能EV向け専用プラットフォーム「AMG EA」を採用するヴィジョンAMGは、ロングホイールベースに短いフロントオーバーハング、空力的に最適化されたリアのオーバーハングが特徴です。さらに流れるようなボディラインで、ブランドの二極性である「美しさ」と「非凡さ」を体現しています。

 EVの駆動系には従来のラジエターが必要ないためフロントグリルは本来必要ありませんが、ブランドの象徴として、縦型のバーを持つAMG専用グリルは残されています。フロントボンネットにはメルセデスの大きなスリーポインテッドスターが掲げられます。

 ヘッドライトは3つのLEDが立体的なメルセデスの星型を形成、昼夜を問わずメルセデスとAMGのブランドが一目瞭然になるようにされています。

 またリアは丸形ライトが組み込まれ、新しさと親しみを表現しています。さらにリアにはアクティブスポイラーが組み込まれ、エアロダイナミクスを向上しています。

 メルセデス・ベンツ グループAGのチーフデザイン・オフィサーであるゴードン・ワーグナー氏は「ヴィジョンAMGは、パフォーマンスラグジュアリーモデルとして進化を遂げ、次のデザインステップを提示しています。結果、欲望を刺激するアイコンである電動スーパーカーが誕生しました。これこそが究極のラグジュアリー・スポーツカーです」とコメントしています。

 AMG.EAプラットフォームだけでなく、専用の高性能高電圧バッテリーや革新的なドライブテクノロジーなど、ドライブトレインのコンポーネントはすべてゼロから開発されているといいます。ヴィジョンAMGのモーターは、メルセデス・ベンツの完全子会社であるYASAが開発した革新的なアキシャルフラックスモーターで、コンパクトで軽量な設計により、従来の電気モーターを大幅に上回るパワーを発揮します。

 メルセデスAMGのCEO、フィリップ・シーメル氏は「AMGは常に自己改革を進めています。電化された未来への道筋は整っており、我々は高いハードルを設定しています。今回のスタディモデルは、2025年からはじまるEVの未来に向けて、AMGのDNAをどのように受け継ぐのか、その一端をお見せすることができるでしょう」とコメントしています。