三菱ふそうの2階建てバス「エアロキング」。かつては、高級バスの代名詞でしたが、そんなエアロキングを自家用車として所有している人がいるようです。

インパクトは絶大!2階建て高級バスのエアロキングを自家用所有!

 三菱ふそうから1984年に発売された2階建てバス「エアロキング」。
 
 かつては、高級バスの代名詞でしたが、そんなエアロキングを自家用車として所有している人がいるようです。

 エアロキングは、2階建てによる眺望や乗車人数の多さをセールスポイントに、一時期は注目を集めました。

 最近では、JR東海バスの運行するエアロキングが2022年6月30日をもって引退したことでも話題となっています。

 そんなエアロキングを一般貸切旅客自動車運送事業で使用するのではなく、自家用車登録で使用している人がSNSで話題です。

 この投稿に対して「座るだけで優越感を感じそうなシートですね」「これだけ大きなバスだと長距離旅行などに行けますね」とさまざまな反響が見られます。

 エアロキングを自家用車両にした「さっぽろバスチャンネル」(@Sapporo_BUS)さんは、なぜ2階建てのバスであるエアロキングを自家用登録したのでしょうか。

 購入されたエアロキングは、2010年式の国産最後のバスであるといいますが、購入に至った経緯について、北海道在住のさっぽろバスチャンネルさんは以下のように話します。

「以前、自家用車バスとして『エアロクイーンIII』を購入した業者さんへ『なにか良い情報があれば教えてください』とお願いしていました。

 そしたら、エアロキングが引退し、オークションに出品されるという情報をいただいたので、お願いしました」

 この個体は京都で購入されたといいますが、さっぽろバスチャンネルさんは京都から北海道までの輸送にはフェリーを利用したようです。

「京都から下道で舞鶴まで運転し、舞鶴から北海道の小樽まで新日本海フェリーで海上輸送しました。

 京都の道は北海道と比べて、狭く険しい道が多く苦労しました」

 また、今後の活用予定については、「主に家族や友人との車中泊やミーティング、パーティールームなどにも使えるように改装しています」と話します。

 さらに、さっぽろバスチャンネルさんは芸能プロダクションを経営しているということもあり、イベントなどのロケバスとして北海道で活用することも考えているようです。

 さっぽろバスチャンネルさんは、購入から現在までで一番大変だったことを次のように話します。

「29名への構造変更やトイレの撤去、ミーティングルームの設置工事は非常に大変でした。

 これを短期間で実現してくれた業者さんには頭が上がりません。

 私自身としては、2台目ということもあり、それほど大変なことはあまりなかったです」

 大型バスのカスタムをおこなうことができる業者は少なく、ノウハウもほとんどないので、苦労があったようです。

 また、さっぽろバスチャンネルさんは、自家用エアロキングに、ポータブル電源や音響ミニミキサーを設置。

 野外イベントや災害時でも安心できるだけでなく、車内でのライブも可能な状態であるといいます。

 さらに、エアロキングのトランクルームが狭いということから、車内のトランクルームを増設しており、多くのスーツケースを積み込むことができるのも魅力です。

 ちなみに気になる燃費は、本人の体験談で約1.8km/Lだといいます。

 最後に、エアロキングを購入できた感想について以下のように話します。

「やはり北海道ではこのような2階建てのバスは圧倒的に少ないです。

 さらに、エアロキングの最終型は初の北海道上陸ということもあり、とても目立つクルマとなっています。

 そのため、もし北海道内で見かけたらぜひお声をかけていただきたいです。

 今後も、北海道各地のたくさんの場所へ乗っていくつもりです。

 いつも運転席なので、誰かに運転してもらってキャビンからの景色を楽しんでみたいという気持ちもありますね」

※ ※ ※

 白ナンバーの超高級2階建てバスはどこでもインパクトが絶大で、通行人の目にも留まることでしょう。