フォードは2022年9月27日、フルサイズピックアップトラックの「F シリーズ スーパーデューティー」をモデルチェンジしました。5代目となったモデルは何が変わったのでしょうか。

5代目モデルはハイテク機能を満載して登場! 商用ニーズでの実用性も高めた

 フォードは2022年9月27日、フルサイズピックアップトラックの「Fシリーズ スーパーデューティー」をモデルチェンジしたと発表しました。2023年の初頭に発売される予定となっています。
 
 今回のモデルチェンジで5代目となったフォードの「Fシリーズ スーパーデューティー」は、1948年から販売しているピックアップトラックの「Fシリーズ」のひとつで、1998年に独立した車名を持つようになりました。

 スーパーデューティーは後輪がダブルタイヤの仕様も用意され、ボディサイズは全長5.9mから6.8m、幅2mから2.7mとなり、Fシリーズ中もっとも人気なモデルの「F-150」よりも大型のモデルに属します。

 F-150とは違い、一般ユーザー以外にも、救急車をはじめとする緊急車両や建設業者、鉱山、林業など「業務用」でのニーズも高い車両です。

 デザインは、クラシックでありながらも洗練されたタフなデザインとなっており、真四角な形状の7穴グリルを「Cクランプ」LEDヘッドライトが挟む力強いデザインとなりました。

 パワートレインは、新型の6.8リッターV型8気筒ガソリンエンジンや6.7リッターV8ディーゼルターボエンジンをはじめ、4種類のエンジンを設定し、クラス最高出力を誇り、けん引力と積載量も向上させました。

 トランスミッションは全てのモデルで10速ATを搭載し、モデルにより4WDも選択可能となっています。

 また、作業現場などでの使用を想定し、最大2キロワットの電源機能を搭載。ブームリフトや除雪機などの機械を接続できる標準装備しています。

 新型スーパーデューティーはハイテク機能も充実しています。米国のピックアップトラックでは初となる5G対応機能を搭載。コネクテッド機能も装備することで、車両の管理も容易になっています。

 また、新機能「Ford Pro Upfit Integration System(UIS)」は、クレーンや除雪機、照明機器といった追加の作業用機械との接続が容易になりました。

 この機能により、様々な機器の制御がソフトウェアによって対応され、車両のディスプレイを使って操作をおこなえるほか、作業の安全にも貢献しています。

 トレーラーを接続して使うユーザーが多いことを加味し、トレーラーに関する機能もアップグレード。

 後部にトレーラーを接続する際には、テールゲート上部のカメラとセンサーにより、接続がしやすくなっているほか、連結器の位置が合うように自動的に後退させる機能、自動で寸法と重量を考慮したナビルートを設定する機能も搭載しています。

 スーパーデューティーのバリエーションは、「F-250」、「F-350 SRW」、「F-350 DRW」、「F-450」の4種となっており、F-350 DRWとF-450は後輪がダブルタイヤ仕様となっています。

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 フォードFシリーズのライバルは、シボレー「シルバラード」やラム「ピックアップ」、トヨタ「タンドラ」、GMC「キャニオン」、日産「タイタン」などがあり、各ブランドとも強力なフルサイズピックアップトラックをラインナップしていますが、2021年のFシリーズの販売は72万6004台と圧倒的で、フォードの牙城を崩すまでに至っていません。

 下位モデルのF-150は一足早く2020年6月にモデルチェンジ。2021年9月16日には、電気自動車(EV)バージョンとなる「F−150ライトニング」試作モデルの生産を開始したと発表しています。