ナンバープレートの4桁数字を希望出来る「希望ナンバー制度」がありますが、パッと見で由来がわかるものから、誰に聞いてもわからないものも存在します。では、各地ではどのようなナンバーが人気なのでしょうか。

人気のナンバーとは?地域によって違いがある?

 クルマのナンバープレートは、犯罪や事故時だけでなく、自分のクルマを識別するために必要不可欠な存在です。

 そんなクルマのナンバーですが、1997年から導入された「希望ナンバー制度」により、自分の希望する番号を選択することができます。
 
 では、どのようなナンバーが人気が高くなっているのでしょうか。

 基本的にクルマに装備されているナンバープレートの4桁の数字は、通常の場合はランダムで発行されます。

 しかし「希望ナンバー制度」では、一部の車種に限り4桁の数字(一連指定番号)をアラビア数字(1から9999)から好きなものを希望することが可能です。

 その条件は「新規登録を行う場合」「管轄変更を伴う名義変更、または転居による住所変更を行う場合」「現在のナンバープレートが破損、汚損した場合」「登録自動車と軽自動車」となっています。

 また人気のナンバーは「抽選対象希望番号」となっており、全国一律で抽選対象の番号とされているのは「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「2020」「3333」「5555」「7777」「8888」の14通りです。

 また、これ以外にも登録車や軽自動車、地域毎により抽選対象が設けられていることがあります。

 申し込みは、全国の希望ナンバー予約センター窓口で受け付けているほか、一般社団法人 全国自動車標板協議会のホームページでも受け付けています。

 では、どのようなナンバーが人気となっているのでしょうか。

 この希望ナンバーの人気順は、これまで全国自動車標板協議会が東京モーターショーの開催に合わせて発表されてきました。

 2022年現在、最新となるのが東京モーターショー2019で発表されたものです(2021年はコロナ禍で中止)。

 2019年の発表における、3ナンバー車では1位から順に「1」「8」「3」となっています。

 このように、とくに人気が高いとされている「1」「7」「8」や、数字を連続させた「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」などの14通りのナンバーは全国一律の抽選対象希望番号としています。

 また、抽選対象とはなっていませんが、人気のナンバーとして「2525」「1122」などがあります。

 5ナンバー車における人気ナンバーは、1位から順に、「2525」「1122」「1」、5ナンバー軽自動車は順に、「2525」「3」「1122」となっています。

「2525」は「ニコニコ」を意味し、「1122」は「いい夫婦」の語呂合わせとなっています。

 これらの「1122」や「2525」などのナンバーは、全国一律の抽選対象希望番号にはなっていないものの、品川や名古屋、大阪などの特定地域名表示に限って、抽選対象希望番号となっています。

 さらに、地域によっても人気ナンバーは異なるといい、全国自動車標板協議会の担当者によると、「大阪では『373』『720』名古屋では「358」沖縄では「8787」が人気となっている様子が伺えます」と話します。

 大阪で人気の「373」は「ミナミ」を「720」は「ナニワ」を表しており、名古屋で人気の「358」はネットなどでも話題になっている「エンジェルナンバー」と呼ばれるもののひとつのようです。

 エンジェルナンバーとは、天使からのメッセージが込められている数字で、よく見る数字や妙に気になる数字のことです。とくに運気の上がる数字として人気が高いナンバーとされています。

 ほかには、沖縄で人気の「8787」は、「乾杯」という意味の「ハナハナ」という意味を示しています。また、全国的に「3298」も人気の高いナンバーですがこれは「ミニクーパー」に由来しています。

なぜ名古屋では「358」が抽選対象になるほどの人気になったのか?

 2021年に入ってから愛知県名古屋市で「358」が抽選対象希望番号に選ばれるほど人気が高まっています。なぜ358の人気が高まっているのでしょうか。

 前出の全国自動車標板協議会は過去の取材時に「2021年4月になってから名古屋市で抽選番号に『358』が加わっていて、とくに名古屋で人気のナンバーとなっています」と説明しています。

 また愛知県自動車会議所の担当者は「実際に愛知県で申し込みが多いというのは感じており、名古屋では358という数字が抽選番号に選ばれています」と話していました。

 では、なぜ名古屋を中心に人気が出ているのでしょうか。

 周辺地域のナンバーを管轄する愛知運輸支局、西三河自動車検査登録事務所、小牧自動車検査登録事務所、豊橋自動車検査登録事務所にそれぞれ話を聞きましたが「名古屋で358が増えている理由はわからない」との回答でした。

 また、名古屋にあるいくつかの国産系販売店スタッフは以下のように話します。

「担当したお客さまのなかには、『縁起がいい』『全て上手くいく』という理由から358を希望される人もいます」(名古屋市内のA社)

「縁起の良い番号といわれる『エンジェルナンバー』だから358を希望したという声を聞いたことがあります」(名古屋市内のB社)

「知人から『名古屋 358』は人気と聞いたというお客さまが、希望されていたのを覚えています。その人は直近で2台ご購入頂いていますが、どちらも358でした」(名古屋市内C社)

 実際にSNS上では、「風水では『3=金運』『5=帝王』『8=最良の数字』につながる」、「西遊記の沙(3)悟浄/孫悟(5)空/猪八(8)戒」、「お釈迦様が悟りを開いたのが『35歳8か月』」、「幸運をもたらすエンジェルナンバーである」など、さまざまな358の由来が出ています。

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 また、今回はあくまでも名古屋で抽選番号になりましたが、ほかの地域でも358を付けたクルマを見かける機会が増えています。

 そうしたことからも、今後は全国的に358が抽選番号になる可能性もありそうです。