F1王者ルイス・ハミルトン氏がとある動画を公式インスタグラムに投稿しましたが、その内容が「違反行為ではないか?」と話題となっていますが、どのような内容なのでしょうか。

F1王者L.ハミルトンのインスタにR34登場? なぜ「わナンバー」なのか?

 2022年11月下旬にたF1王者ルイス・ハミルトン氏がとある動画を公式インスタグラムに投稿しました。
 
 この動画内容が「違反行為ではないか?」と話題となっていますが、どのような内容なのでしょうか。

 2022年10月7日から9日に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリへの参戦のために来日していたF1王者ルイス・ハミルトンが「おもしろレンタカー」から借りた白い日産「スカイラインGT-R(BNR34型)」(以下R34)をインスタに投稿していたことが同月上旬に話題となりました。
 
 その後、投稿した約1か月半後の11月24日に突如としてハミルトンの公式インスタグラムに動画が投稿されました。
 
 そこでは「道路交通法違反ではないか?」といわれるような問題行為が映されていたといいます。

 ハミルトンの公式インスタグラムの動画は、公開からわずか24時間で再生回数は1465万回を突破。

 ハミルトン自身のインスタフォロワーの数が3088万人(2022年12月2日現在)というとてつもない数字になっているので、わずか1日で1500万近い再生回数になったと思われます。

 その動画とは、10月に来日した際に借りた白いR34を運転している動画です。

 編集によって、さらに迫力のある走行になっていますが、撮影場所は首都高をはじめとした公道であることは明らかです。

 動画は編集によって早送りをしていることはわかりますが、随所にスピードメーターが写っており、メーターの針の位置を見ると明らかに法定速度を大幅に超えているように見えます。

 R34オーナーにこの動画を確認してもらったところ、「レンタカーなら純正のメーターでしょう。であれば180km/hメーターだと思うので、映像の針の位置からすると160km/h近いスピードがでていますね」と話しています。

 撮影場所はおそらく首都高速都心環状線(C1)なので、その場合は最高速度は50km/hです。(湾岸線であっても首都高速は80km/hが最高です)メーターの数字は160km/h近くとなり、これはかなり問題だといわざるを得ません。

 さらに、一般道での豪快なドリフト。動画ではシフトレバー近辺から白煙が上がっているシーンも明らかになりました。

 白煙が上がっているところを撮影者が笑いながら指摘しているシーンもあります。

 さらに、1分少々の短い動画のなかでは首都高兜町駐車場に入るシーンも映し出されていました。

 ちなみにこの兜町駐車場は「ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT」に出てくるワイスピファン、世界のJDMファンには「聖地」ともいえる場所です。

 それを狙って兜町駐車場を訪れたのかどうかは定かではありませんが、ハミルトンが駐車券を取るシーンも映し出されています。

 また、動画のなかでハミルトンが一言喋るシーンがあります。

 なんといっているのかを調べてみたら「Something’s not right with this car, man.』といっていました。

 これは、直訳すると「このクルマ、なんかおかしい!ねえ?」ですが、これは転じて、
「このクルマすごいぜ!めちゃくちゃ楽しい!!」という意味になるようです。

 ところで、この動画を見た人の多くは、レンタカー会社から撮影許可を取得しておこなわれた、と思われたかもしれません。

 しかしながら、これは無許可でおこなわれた撮影だったようです。SNSにはレンタカー会社からこのような投稿が行われていました。

「こちらはおもしろレンタカーの車ですが、これは弊社が許可をして撮影されたものではありません。このような走行は一切禁止しております」

 同社によると、このような動画を撮影することは事前にまったく知らされておらず、完全に無許可であったことがわかっています。

 また、事前に撮影許可が申請されていたとしても、首都高を150km/h以上で走行する撮影など許されるはずはないでしょう。

国内外で人気の「スカイラインGT-R」 とくにR34は人気?

 今回のハミルトンによる暴走行為によってR34の返却後、タイヤ4本を全交換した、という情報も流れてきました。シフトレバー周りの白煙は問題なかったようです。

 千葉県野田市に本社を構え、首都圏を中心に合計13箇所の拠点を持つおもしろレンタカーはまさに「おもしろい」レンタカー会社です。

 一般のレンタカー会社では借りられないような1980年代から1990年代国産スポーツカーもレンタルが可能です。

 しっかりした運営と常に最高の整備状態で貸し出される車両であることは海外の日本車ファンの間にも浸透しています。もちろん、安全運転への啓発、注意喚起も徹底しています。

 以前、同社を取材した際には外国人観光客からはR32・R33・R34やAE86などのレンタル希望が多いとのことでした。

 さて、今回のハミルトンの無断暴走行為、おもしろレンタカーに取材を試みたところ、以下のような回答を頂きました。

「こちらのスタンスとしまして、Twitterやインスタなどにアナウンスした内容がすべてです。ハミルトンに対して何か行動を起こそうとか、そのような気持ちはありません」

※ ※ ※

 R34が、25年ルール発動でアメリカへの輸入が解禁されるまであと2年少々。

 とくに北米で人気の高いスポーツカーで、同時にもう2度と作られることはないであろう、貴重な高性能国産ガソリンエンジンを積んだスポーツカーでもあります。

 レンタカーであっても自分のクルマのように大切に暴走行為などせずに乗って欲しいものです。