トヨタのオーストラリア法人は12月7日、2023年モデルとなる新型「クルーガー」を公表しました。従来搭載されていたV型6気筒エンジンモデルが、新しい2.4リッター直列4気筒ターボエンジンモデルに置き換わるようです。

全グレードにターボエンジン仕様を設定へ

 トヨタのオーストラリア法人は12月7日、2023年モデルとなる新型「クルーガー」を公表しました。

 クルーガーは、トヨタが国外で展開する大型3列SUV(2022年12月現在)で、その初代モデルは2000年に日本でも展開されていました。オーストラリア以外の市場では「ハイランダー」という名称でラインナップされています。

 現行モデルは、2019年に開催されたニューヨーク国際オートショーで世界初公開された4代目モデル。これまで好評だった取り回しの良いボディサイズを維持し、居住性や荷室空間を拡大。外観デザインはSUVらしさを強調し、内装はより上質感のある空間へと進化しています。

 今回詳細が公開された2023年型のクルーガーでは、従来搭載されていた3.5リッターV型6気筒エンジンが廃止され、新たに2.4リッター直列4気筒ターボエンジンが追加されます。

 新たに追加される2.4リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力約269馬力・最大トルク420Nmを発揮、従来のV型6気筒エンジンよりもトルクが70Nm向上しています。

 また、ピークトルクはV型6気筒エンジンより3000rpm低い1700rpmから3600rpmまで発生し、スムーズで力強い走りを実現するとともに燃費性能が改善されています。

 この新しい2.4リッター直列4気筒ターボエンジンに組み合わされるトランスミッションは8速ATで、力強い発進性能と低回転での高速走行に適した仕様になっています。駆動方式は前輪駆動と全輪駆動から選択可能です。

 なお、従来から設定のあった2.5リッターガソリンエンジン+モーターのハイブリッド仕様は継続販売されます。

 また、パワートレインの変更にあわせて一部改良も実施され、トヨタの最新マルチメディアシステムを搭載し、マルチメディアディスプレイ(MID)の画面サイズも全車で大型化しました。

 さらに、マルチメディアシステムの改良に伴い、クルーガーの全グレードに「トヨタコネクテッドサービス」を12ヶ月間無料で提供するとのことです。

 クルーガーの価格は、ベースグレードとなるGX(2WD)が4万9720豪ドル(約456万円)から最上級モデルとなるGrandeが7万8160豪ドル(約717万円)です。

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 トヨタのオーストラリア法人のショーン・ハンリー副社長は、2023年モデルのクルーガーについて以下のようにコメントしています。

「クルーガーの改良は、トヨタの継続的な商品改良への献身を示すものであります。昨年の発売以来、新世代のクルーガーは、完璧なファミリーSUVを求めるオーストラリアの人々の間で人気を博しています。

 今回、アップグレードされたマルチメディアシステム、新しいコネクテッドサービス機能、そしてトルクフルなターボガソリンエンジンによる走行性能の向上により、クルーガーはさらに魅力的な車となることでしょう」

 4代目クルーガーは、ボディサイズ全長4966mm×全幅1930mm×全高1755mmとかなり大柄のSUVです。日本では取り回しに少し苦労しそうですが、並行輸入車として一部輸入されているのが確認されます。