クルマを運転している時に、パトカーを見かけることがあるでしょう。では前にパトカーが走っていた時に、そのまま後ろをずっとついていくのは問題ないのでしょうか。

パトカーの後ろをついていくのはアリ?

 クルマで街中を走っていると、パトカーに遭遇することがあります。
 
 近くにいると何となくドキドキしてしまったり、たまたまパトカーと同じ方向に進んでいたら警察に怪しまれてしまうのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。
 
 ではもしパトカーの後ろをついていったらどうなるのでしょうか。

 結論からいうと、たまたまパトカーの後ろに並び、その後ずっと後ろについて走行しても問題はありません。

 幹線道路などでは同じ方向に進む車両が多く、パトカーについて行く形になることはたびたびあることだからです。

 しかし最近では、動画配信サービスなどに投稿する目的でパトカーを故意に追跡し、狭い道でもついていくドライバーがおり、そのような場合には警察官から職務質問を受け、なぜパトカーについてくるのかなどと事情を聴取される可能性もあります。

 パトカーには2名以上の警察官が乗車していることが多く、前方の車両だけでなく後方の車両の動向にも気を配っているため、故意についてきているクルマがあれば不審な車両と判断されることもあるといえるでしょう。

 なかにはパトカーについて行くことに夢中になるあまり、急な車線変更や信号機が変わりそうな時に進行する、また十分に一時停止をしないなど交通違反や事故につながる運転をしている人もいます。

 ひとつの事柄に集中すると視野が狭くなることもあるため、パトカーに限らず、特定の車両を追尾することは控えましょう。

 このようにパトカーを追跡するのは特殊なケースといえますが、もし偶然パトカーの後ろに並んだ際には、以下の3点を意識しましょう。

 まずひとつ目として挙げられるのは「交通違反をしないこと」です。

 当たり前のことだと思われるかもしれませんが、意外にもドライバーが「パトカーは後方のクルマの動きまでは見ていないだろう」と油断してしまうケースがあるため、注意が必要です。

 たとえば車両通行帯が設けられている道路において、道路標識などで示された方向に進まなければいけないのに、その道路標識などに従わずに進む方向を変える「指定通行区分違反」をおこなったとしましょう。

 この違反車両の前方にパトカーがいた場合、乗車している警察官からは違反が見えているため、後に交通反則切符を切られてしまう可能性があるのです。

 次に意識することとして、「パトカーに気を取られすぎない」ことが挙げられます。

 パトカーは交通事故防止や犯罪の抑止のために赤色ランプを点灯させてパトロールをおこなうことがありますが、このランプやパトカーの動きばかりを見ていて周囲の確認がおろそかになってしまうと交通事故につながるおそれもあります。

 日頃からクルマの点検を行い、安全運転を心がけていればパトカーから停止を求められることはまずないため、パトカーの動きに気を取られすぎないということも非常に大切です。

 そして3つ目は「車間距離を空けておく」ことです。

 どの車両に対しても車間距離を空けておくことは非常に重要ですが、パトカーに関しては車間距離を空けておくことで交通事故の予防につながるほか、パトカーが緊急走行を始めた際の妨げになる可能性が低くなります。

 具体的には、パトカーが緊急の事件・事故に向かう時や、交通違反車両を発見した際には緊急走行をおこないますが、緊急であるため、その場でUターンをしたり、場合によってはバックして方向転換をする可能性もあります。

 車間距離を空けておけば、そのような事態のときでもパトカーがスムーズに緊急走行を始めることができるため、可能であれば意識しておくと良いでしょう。

※ ※ ※

 たまたまパトカーについて行くことになっても特段問題はありませんが、故意に追跡した場合には警察官から職務質問を受ける可能性があります。

 パトカーがいるからといって変に緊張しすぎず、落ち着いて安全運転を心がけることが大切だといえるでしょう。