米国トヨタは、2022年12月7日、同年10月6日から15日にかけて開催された女性選手限定のラリーレイド「レベル・ラリー」に同社のエンジニアがフルサイズピックアップトラック「タンドラ」やフルサイズSUVの「セコイア」で参戦した結果について報告するレポートを公開しました。トヨタ初の表彰台も獲得したといいます。

トヨタの巨大マシンを操りラリーを完走

 米国トヨタは、2022年12月7日、同年10月6日から15日にかけて開催された女性選手限定のラリーレイド「レベル・ラリー」に同社のエンジニアがフルサイズピックアップトラック「タンドラ」やフルサイズSUVの「セコイア」で参戦した結果について報告しました。

 レベル・ラリーは、ネバダ州とカリフォルニア州の砂漠を横切る1600マイル(約2500km)のコースを走破する女性選手限定のラリーレイド。ドライバーとコ・ドライバーの2人1組で競技に参戦します。

 競技中はGPS使用が禁じられ、地図とコンパスだけを頼りに早朝から10時間以上をかけて砂漠のコースを走るのみならず、走行中の車両トラブル対応、キャンプ地の設営・解体、キャンプ地での車両の補修に至るまで、すべてをドライバーとコ・ドライバー2名だけでおこなうという、かなりハードな内容で、強いチームワークも求められます。

 参戦しているのは、ケンタッキー州ジョージタウンにある米国トヨタ生産技術部門の拠点から4人、ミシガン州の北米研究開発部門から2人の計6人、3チームです。

 参戦車両は、サマンサ・バーバー/ベッキー・ブロフィー組(チーム152)が「タンドラ リミテッドTRDオフロード」、クリスタル・ミンク/カーラ・イーデ組(チーム153)が「タンドラ TRDプロ」、リビー・ペレゴ/キャロライン・ケーニッヒ組(チーム182)が「セコイア」の特別仕様「SHEquoia(シークォイア)」です。

 参戦の結果、チーム152は3位でトヨタ初の表彰台を獲得、チーム153が28位、チーム182が32位となりました。

 初の表彰台に登るなど、好成績を残したにもかかわらずトヨタは「定量的な得点は、定性的な経験に比べれば、その重要性は低い。しかし、定量的な採点は、質的な体験に比べれば重要ではありません」としています。

 また、今回出場した彼女たちはコミュニケーションやプロジェクトマネジメント、意思決定、忍耐力などさまざまな点で成長したといいます。

 トヨタR&Dの製品開発室のシニア バイス プレジデントであるMike Sweers氏は、今回の出場について次のようにコメントしています

「チームメンバーの育成という形で、資金や車両、装備、トレーニング・競技のための時間など、彼女たちへの投資以上のリターンをもたらすと確信している。

 来年の2023年のレベル・ラリーには、4チームが参加する予定です。

 マーケティングは表彰台が大好きですが、私は彼女たちにそれを期待しているわけではありません。

 大会の終わりに、彼女らは完走したのか? 問題を解決できたか? まだ笑顔でいるのか? 彼女らはまだ友人なのか? これらの点が重要です。レベル・ラリーは素晴らしいイベントだと思うし、今後トヨタがその存在を拡大していくことを期待したい」

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 タンドラは、2021年9月に15年ぶりのフルモデルチェンジをはたし、3代目となったフルサイズピックアップトラック。セコイアは、そのタンドラをベースに開発されたフルサイズSUVとなります。

 ともに全長は5m、全幅は2mを超える巨大な車で、海外専売車種となり、国内では販売されていません。