最近では普及しているスマートフォンのナビアプリですが、道路開通などの反映はどのタイミングで行っているのでしょうか。
新しい道路が反映されるタイミングは、各社によって異なる?
運転する際、ナビアプリを使うドライバーも増えてきましたが、そのナビアプリは新しい道路が開通されてもなかなか反映されないこともあるようです。
では、どのタイミングでナビアプリに掲載されるのでしょうか。
クルマを運転するうえでは、目的地までの方向や道のりを示してくれるカーナビは必要不可欠なサービスといえます。
しかし最近では、スマートフォン上でさまざまな地図アプリやカーナビアプリが登場し、多くのドライバーがカーナビの代わりに利用するようになってきています。
なかでも、GoogleマップやYahoo!カーナビ、そしてカーナビタイムは、カーナビアプリの人気のひとつといえます。
しかし、ナビアプリ利用者の中には「新しく開通した道路がすぐに反映されないことがある」という声も多くあります。
ナビアプリはオンライン地図のため、道路の開通と同時に地図上に掲載されていることも予想できますが、実際のところはどのようになっているのでしょうか。
地図サービスを提供する「新しい高速道路が地図に掲載される(カーナビでルート検索ができる)タイミング」について、ナビタイムの担当者は以下のように話します。
「その道路の状況により非常にまちまちではありますが、おおよそ新しい高速道路が開通された際には約1週間から2週間ほどでナビアプリに反映されます。
ただ、場合によっては即日反映が可能です。
たとえば、情報やデータがきちんと整理されており、あらかじめ整備されている道路に関しては、開通してからナビアプリに即日反映させていることもあります」
こういった即日反映は、開通前の約1週間から2週間前にはデータ上で反映されており、開通後の日時でルート検索を行うことによって、新しい道路に対応した道路案内を提供することが可能になっています。
SNSでは「即日反映されるナビ、めちゃくちゃ便利で使いやすい」「カーナビの地図更新はやっぱりめんどくさいから、即日で新規道路が開通されるのはありがたい」など、即日反映に対して好意的な声が多く挙げられています。
その一方で、即日反映がされていないケースもあり、各道路・施設の事前情報などにより異なることが多いようです。
つまり、各社によって新しい道路が反映されるタイミングが異なるようで、利用しているナビアプリによっては、なかなか地図データが更新されないことも起こるとされています。
ナビアプリのメリットやデメリットは?
このように、「地図の更新が不要である」というメリットを持つナビアプリを利用するドライバーも増えてきましたが、そのほかのメリットやデメリットには何が挙げられるのでしょうか。
ナビアプリのメリットのひとつとして挙げられるのは、「コストがかからない」という点です。
一般的なカーナビを購入する場合、純正ナビは約10万円から20万円、それ以外のカーナビは約1万円から5万円となっており、ナビアプリを使用するよりも高額なコストがかかることがわかります。
さらに、ナビアプリのメリットには「目的地の入力のしやすさ」や「渋滞情報などの取得のしやすさ」が挙げられます。
使い慣れているスマートフォンなどの端末での操作や、アプリ機能の利便性は、ドライバーの運転効率の上昇にも繋がっていることが予想されます。
一方で、ナビアプリにはデメリットも存在します。たとえば、「通信環境や端末性能への依存」です。
どれだけナビアプリの性能が良好であっても、その場所の通信環境や端末機種の性能によってはうまく作動しない場合もあります。
また、長時間のドライブでナビアプリを利用した場合、端末のバッテリーの消耗にも繋がるため、その点には注意が必要です。
ちなみに、ナビアプリで現在位置が正しく表示されないことがありますが、その場合は「位置情報に関する本体設定が正しくない」、「GPSを無効にするモード(節約モードなど)になっている」、「GPSの電波を十分に受信できない場所にいる」、「Wi-Fi設定がオフになっている」などの原因が考えられます。
このように、ナビアプリはデメリットもあるものの、それを上回るメリットが存在するため、利便性を感じるドライバーが多く、現在でも普及が進んでいます。今や、ナビアプリの種類は多くあり、各社さまざまな工夫をおこなっているようです。
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そんなナビアプリですが、新しい道路が開通した際、正しい案内ができているか実際に走行して確認しているケースもあるようです。
このように、各社ではより正確でわかりやすい案内ができるようにナビアプリの改善や進化に努めている姿勢がうかがえます。