地味なボディカラーのトヨタ「クラウン」が採用されるケースが多い覆面パトカーですが、埼玉県警では驚くような覆面パトカーが存在しました。

2021年頃から目撃情報多数だった「覆面WRX」実車展示!

 覆面パトカーと言えば、トヨタ「クラウン」などが使用されるケースが多く見られます。
 
 その一方で埼玉県警ではスバル「WRX S4」が使われていることが過去に話題となった他、 2023年5月13日に開催されたイベントでは初公開されたといいます。

 覆面パトカーは、交通取締用・捜査用・警護用などに分けることが出来ます。

 その中で交通取締用を見分ける基準として巷でよく言われるのが「8ナンバー車」、「ヘルメット、青い制服を着用した人が2名で乗車している」、「バックミラーが縦にふたつ装備されている」、「白、黒、シルバー、紺など地味なセダン」、「後ろにアンテナが付いている」などがあります。

 しかし、近年では8ナンバー車ではないモデルが存在するなど、年々見分けるポイントが減りつつあるようです。

 そうした中で、2021年上旬から話題となっていたのが前述のWRX S4の覆面パトカーでした。

 この覆面WRXは、8ナンバー車ではなく3ナンバー車となっているほか、ボディカラーもスバルを代表する「WRブルー・パール」を採用するなど、存在感を抑えたい覆面パトカーにとっては目立つ仕様となっています。

 元々、WRXはスバル「インプレッサ」から独立する形で2014年に登場しました。

 なお埼玉県警では、2003年にスバル「インプレッサWRX STi」を導入しているほか、「インプレッサWRX」や1.5リッターエンジン搭載の「インプレッサ」をパトカーだけでなく覆面パトカーとして導入している実績があります。

 そんな埼玉県警ですが、2023年5月13日に鉄道博物館(さいたま市大宮区)で「第13回 けいさつ車両展」が開催されました。

 このイベントは埼玉県警察本部が主催したもので、パトカーや白バイの展示、機動隊・山岳救助隊装備品およびパネル展示などを実施。

 その中で当日まで展示することがシークレットだったのがWRX S4となり、2020年に導入されたモデルです。

 イベントでは、滅多に間近で見ることが出来ない覆面パトカー仕様となるWRX S4は注目の的となった他、実際に運転席に座る体験が出来たといいます。