宮崎県門川町・日向市で進められてきた国道10号門川日向拡幅事業で、最後の区間が開通。これにより12.8kmの全線が4車線化します。

日向市内の最後の区間が4車線化

 国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所は2023年5月19日、宮崎県日向市で進めてきた国道10号「門川日向拡幅」事業について、全区間が6月に4車線化すると発表しました。

 国道10号門川日向拡幅は、東九州道の門川IC(宮崎県門川町)から、門川町や日向市の中心部を経て、同じく東九州道の日向IC近くに位置するお倉ヶ浜交差点(同・日向市)までの延長12.8kmを拡幅する事業です。

 1994年度に門川地区4.9kmが、1997年度に日向地区4.9kmが4車線化しており、現在は財光寺地区3.0kmで最後に残った長江交差点〜木原交差点間1.2kmの工事が進んでいます。

 この区間は、6月24日11時半に4車線で開通する予定です。

 延岡河川国道事務所によると、これにより2車線のボトルネックが解消し、混雑緩和や安全性向上が期待できるといいます。混雑時の速度は、現状の18.5km/hから、拡幅後は38.5km/hに向上する見込みです。