NEXCO中日本が、北陸道で試行している「フリータイム通勤パス割引」の対象区間を拡大するとともに、期間を延長します。

北陸道の石川県全域に拡大

 NEXCO中日本金沢支社は2023年6月1日、石川県内の北陸道で通行料金が最大半額となる「フリータイム通勤パス割引」の対象区間を県内全域に拡大し、期間も2024年3月まで延長すると発表しました。

 フリータイム通勤パス割引は、曜日や時間帯にかかわらず、指定区間内を最大50%割引で利用できるETC車限定の割引です。

 国の社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会の「中間答申」(2021年8月4日付)で、勤務形態が多様化している状況や、通勤時間帯に混雑している高速道路がある状況を踏まえ、「適用時間帯の柔軟化」や「通勤者の利用促進等の目的検討」について提言されたことを受け、試行されています。

 これまで石川県内の6区間を対象に6月利用分まで販売されてきましたが、7月以降は、対象区間を石川県全域の加賀IC〜金沢森本IC間(47区間)に拡大し、2024年3月利用分まで販売されます。

 例えば小松IC〜金沢西IC間を軽自動車で走る場合、通常料金の670円に対し、フリータイム通勤パス割引は販売額6700円、利用可能額1万3400円に設定されています。

 割引に申し込むと、月初から月末までの1か月間、曜日・時間帯にかかわらず1日3回まで追加料金なしで利用できるほか、利用可能額を超えた場合も、以降の走行が50%割引されます。申し込みはNEXCO中日本のウェブサイトで受付中です。