トヨタのドイツ法人は「エッセンモーターショー2023」にて、スポーツカー「GRスープラ」の特別モデルを世界初公開しました。一体どのような一台なのでしょうか。

特別なボディカラーを採用した「スープラ」

 トヨタのドイツ法人(以下、トヨタ)は、同国ノルトライン・ヴェストファーレン州で12月2日から10日まで開催の「エッセンモーターショー2023」にて、スポーツカー「GRスープラ」の特別モデル「GT4 100th Edition Tribute」を世界初公開しました。
 
 この特別モデルは、「GRスープラ GT4」の欧州生産100台を記念して製作されたものだといいます。

 トヨタ「スープラ」シリーズは1978年に初代モデルが登場。直列6気筒エンジンをメインに搭載するFR車という伝統を持ち、現在もラインナップされ続けている2ドアクーペタイプのスポーツカーです。

 GRスープラ GT4は、そんなスープラの現行モデル「GRスープラ」をベースとした競技用車両で、「もっと気軽にレースを楽しんでもらいたい」というトヨタの想いから開発されたモデル。

 トランスミッションにMTを採用するグレード「ライトウェイト」をベースに、カーボン製リアウイングやGRロゴ入りブラックブレーキキャリパー、ACシュニッツァー製のフロントスプリッター、強度を10段階で調整可能なダンパーなど走行性能を強化する様々なカスタマイズが施されたほか、専用のプラズマオレンジの外装色を採用した限定モデルで、ヨーロッパ全土においては100台限定で販売されたといいます。

 今回初公開された特別モデルは、このGRスープラ GT4の生産100台到達を記念し製作され、グレーやゴールド、オレンジ、レッドを組み合わせた複雑な配色の専用のボディカラーを採用。さらに生産100台を表す「100th」の文字があしらわれ、来場者の目を引く外観を完成させています。

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 このほかトヨタはエッセンモーターショー2023で、GRスープラ GT4以外に「C-HR GRスポーツ」も出展。

 同車は20インチアルミホイールなどのスポーティさを高める特別な内外装デザインのみならず、道路状況に最適な運転挙動を実現する新しいショックアブソーバーや、高品質なプレミアムサウンドシステムを採用しているといいます。