日産のタイ法人は、第45回「バンコク国際モーターショー」に、ファミリー向けのプレミアム3列SUV「テラ」を出展しました。

タフ顔に「TERRA」文字ロゴがマッチ!

 日産のタイ法人は2024年3月26日、第45回「バンコク国際モーターショー」で、日産の新型車ラインナップを出展しました。
 
 そのなかには、日本未発売の3列シートSUV「テラ」の姿もありました。

 日本では販売されていないテラは、2018年に登場したファミリー向けのプレミアム3列SUV。

 タイや中国、インドネシアなど世界各国で展開されています。

 ピックアップトラックの「ナバラ」と基本構造を共有しており、本格的な走破性能を有します。

 タイで販売されるテラのボディサイズは、全長4890mm×全幅1865mm×全高1865mm。日産のミッドサイズSUV「エクストレイル」(全長4660mm×全幅1840mm×全高1720mm)よりも大きく、トヨタ「ランドクルーザープラド」と同等のラージサイズを誇ります。

 2021年にマイナーチェンジを実施し、エクステリアでは大型VモーショングリルとC型4分割LEDヘッドライトを採用したことで、スタイリッシュさとタフ感を併せ持ったデザインを特徴とします。

 広々とした室内空間は、すべての乗員が快適に過ごせるように配慮され、BOSE製スピーカーを8個備えたプレミアムサラウンドサウンドシステムや、2列目・3列目の乗客用にルーフ装着の11インチモニターも備えるなど、贅沢な仕様となっています。

 また先進運転支援機能「360度セーフティシールド」で、全方位の安全に備えます。

 パワートレインは、最高出力190馬力・最大トルク450Nmを発揮する2.3リッターツインターボディーゼルエンジンを搭載し、トランスミッションは7速AT。駆動方式は4WDです。

 第45回バンコク国際モーターショーでは、2023年3月に追加設定された「テラスポーツ」をベースに「スポーツアクセサリー パッケージ」を装着したモデルを展示しました。

 オシャレなグレーのボディカラーをまとい、内外装の随所にブラックをあしらった、スポーティかつスタイリッシュな仕立てとしたモデルです。

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 第45回バンコク国際モーターショーで日産は、新型車ラインナップに加え、2023年10月に東京で開催した「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開したコンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」を、国外で初めて披露しました。

 次期「エルグランド」を思わせるミニバンタイプのBEV(バッテリーEV:電気自動車)コンセプトカーで、自動運転などの先進技術を搭載しています。

 日産タイ法人の関口 勲社長は、次のように話します。

「ニッサン ハイパーツアラーは、贅沢なリビングルームの快適さとミニバンの利便性を組み合わせることにより、プレミアムモビリティを強化し、人々の生活を豊かにするという当社の取り組みを明確に物語っています。

 スタイリッシュで未来的なパッケージにまとめられたこのクルマは、日産がグループロードトリップをどのように再構想し、タイの将来のモビリティ社会をどのように変革していくのかを示しています」

 今回展示されたファミリー向け3列シートプレミアムSUVのテラも、そうした次世代のプレミアムモビリティへタイのユーザーをつないでいくためにも、重要な戦略モデルだといえそうです。