スバルは「2024年3月期決算」を2024年5月13日に発表しました。

次期「フォレスター」や「新たなBEV」導入計画も発表

 2024年5月13日にスバルは「2024年3月期決算」を発表しました。

 スバルの2024年3月期決算は、2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。

 売上高は4兆7029億円(前年同期比24.6%増)、営業利益は4682億円(前年同期比75%増)、販売台数は97万6千台(前年同期比14.5%増)を記録し、売上高と営業利益、販売台数共に前年度比でプラスの着地となりました。

 特に販売台数において、日本市場では9万9千台(前年同期比0.8%減)とほぼ横這いとなったものの、スバルのグローバル市場の中で最大となる北米市場では、76万3千台(前年同期比20.2%増)となり、国内メーカーでは唯一の「21ヵ月連続対前年越え」を記録したといいます。

 その他、販売価格の改定や、為替レートによる影響も増収増益に至った要因とのことです。

 また25年3月期見通し売上高は4兆7200億円(前年同期比0.4%増)、営業利益は4000億円(前年同期比14.6%減)、販売台数は98万台(前年同期比0.4%増)と売上高、販売台数はプラス、営業利益はマイナスとなる見通しとのことです。

 具体的にはハイブリッドモデルのラインナップ拡充計画の一環として、スバルのハイブリッドシステム「次世代e-ボクサー」を次期「フォレスター」や「クロストレック」に導入することや、2026年末時点でトヨタとの共同開発によるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型SUV4車種をラインナップ予定であることが明らかになりました。

 さらには2028年末に「自社開発BEV」のラインナップも計画されているとのことです。

 スバルのCEOである大崎篤氏は「ハイブリッド商品の品揃えを増やしながら、電気自動車の研究開発や人への投資に力を入れ、“ものづくり革新”と“価値づくり”を推し進めたい」と述べています。