パイオニアは自動車の中にWi-Fi環境を構築できる車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」を2024年9月に発売すると発表しました。

車内で最大2時間も「Wi-Fi」環境を構築!

 パイオニアは2024年5月16日、車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」を同年9月に発売すると発表しました。

 近年、動画や音楽のストリーミング再生をはじめとするインターネット通信を使ったコンテンツやサービスの広がりを受け、車の中でもオンラインコンテンツを楽しむ人が増えています。

 車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」は、車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、ドコモユーザーに限らず誰でも手軽に車内でWi-Fiを利用可能にするデバイスです。

 本製品の主な特長は、ドコモLTEデータ通信が定額で使い放題となっており、携帯電話などのデータ通信量を気にすることなく、オンラインの動画や音楽、ゲームなどを快適に楽しめることです。

 また、オンライン機能を搭載したパイオニア製の車載機器やストリーミングメディアプレイヤーと接続したカーナビとリアモニターをHDMIで接続すれば、後部座席を含む車内の全席で高画質な映像コンテンツを楽しめます。

 前モデルの「DCT-WR100D」でこれまで最大30分間だった停車時のWi-Fiスポット利用時間は本機種では最大2時間まで拡大し、移動中や仕事中の休憩時間、送迎の待ち時間などさまざまなシーンで、よりストレスフリーに車内でWi-Fiを利用できるとしています。

 また、前モデルではアクセサリーソケット(シガーソケット)のみの給電方法でしたが、本モデルではUSB接続(1.5A以上の給電能力が必要)にも対応。

 DC電源(12V/24V)の車両に対応するUSBシガーチャージャーも付属しており、取り付けが手軽になったほか、従来に比べ幅広い車種に取り付け可能になったと言います。

 さらに、温度変化の激しい車内環境でも安心して使用できる動作保証温度−10℃〜+60℃の車載専用設計に加え、1年間のメーカー保証も付帯するそうです。

 価格はオープン価格ですが、パイオニアによると実勢価格(消費税込み)は2万2000円前後とみているとのことです。