2024年7月17日-19日に開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」にホンダは新型「N-VAN e:」を展示します。

 ホンダが2024年6月に発表する「N-VAN e:(エヌバン イー)」。
 
 発売は同年秋を予定していますが、2024年7月17日-19日に開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」にも展示予定です。

 ホンダの軽商用バン「N-VAN」をベースとするN-VAN e:。

 エクステリアは、従来のN-VANのデザインを踏襲しつつ、ホンダ車の廃棄バンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」をフロントグリルなどに使用するなど、環境負荷ゼロ社会実現に向けた取り組みも。

 インテリアは、運転手が運転しやすいようにシフトポジションスイッチやエアコン操作部などの機能を運転席側に集中配置。

 さらに使いやすいスクエアな空間やニーズに合わせてフレキシブルに使える収納など、商用車としての積載性や空間価値を変わらず持っています。

 またEV(電気自動車)となったN-VAN e:では、荷室のフロア下に搭載するバッテリーを薄型化し、床はフラットで低く、天井は高くすることで、広く大容量な荷室空間を実現。

 また、助手席から後席までフラットにすることで、長尺の荷物を積むことが可能です。

 パワートレインは電動アクスルの小型化、大容量かつ薄型化したバッテリーの採用、高電圧部品の集中配置により、商用車に必要な荷室空間と実用航続距離を確保。エアコンの消費電力を抑え、実用航続距離の延長に寄与するECONモードを設定しています。

 配送業務に十分対応する航続距離としてWLTCモードで210km以上を目標に開発していると言います。

 このパワートレインにより、EVならではのスムーズな走りだし、荷物の重さを感じさせないパワフルさ、低重心化による走行安定性を実現。

 なおグレードは、「e:L2」「e:L4」「e: FUN」を設定しています。

 それぞれの特徴としてe:L2は、前後2人乗りとなるタンデム仕様。低床化と積載性の向上を図ったシンプルなモデルで、ホンダの新車オンラインストア「Honda ON」限定での取り扱いです。

 スタンダードモデルとなるe:L4は、車線維持支援システム「LKAS」やアダプティブクルーズコントロールなどの先進運転支援「ホンダ センシング」や、マルチインフォメーションディスプレイ、電動格納ミラーを標準装備します。

 最上級モデルとなるe:FUNでは、フルLEDヘッドライトやリアシートヘッドレスト、急速充電ポートを標準装備するほか、インテリアカラーは唯一アイボリーとなっています。

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 なおN-VAN e:は、これまでも様々なイベントで展示されており、どの会場でも注目を集めていました。

 今後正式発表されるにあたり、その注目度はさらに高まるかもしれません。