日産の高性能ロードカー「GT-R」(R35型)。生産が2025年8月をもって終了することが明らかになった一方で早くも次期型への期待が高まっています。そんな中、メーカー非公認ながら通称「R36」としたイメージCGで話題を集めていたArtisan Vehicle Design(アルティザン ビークル デザイン)なる会社が、ついに実車製作に着手したようです。

新型「R36 GT-R」まもなく登場か

 言わずと知れた日産の高性能ロードカー「GT-R」(R35型)。生産が2025年8月をもって終了することが明らかになった一方で早くも次期型への期待が高まっています。
 
 そんな中、メーカー非公認ながら通称「R36」としたイメージCGで話題を集めていたArtisan Vehicle Design(アルティザン ビークル デザイン)なる会社が、ついに「R36 “アルティザン” GT-R」の実車製作に着手。再びSNSで注目を集めています。

 このアルティザンGT-Rは、自動車デザイナーであるロマン・ミヤ氏の発想から生まれました。その発想とは「かつてのスカイラインGT-Rを色濃く反映した、新しいGT-Rが登場したらどうなるか?」。

 R34型を彷彿とさせるイメージCGを作成して、SNSで公開したところ、大バズり。自動車製造関係者の協力を経て、GT-R(R35型)のフルカスタムとして市販化へと動き出します。

 今回公開された動画は、 “R35型”GT-Rのボディパネルがすべて取り外された状態での作業風景となっています。

 新たにまとうボディパネルは、フルオリジナルのカーボンファイバー製です。

 エンジンは2種類を設定。「トラックパッケージ」はオリジナルの3.8リッターV6ツインターボをベースにインタークーラーやインテーク、燃料ポンプなどをアップグレードして再構築したもので、最高出力800馬力を発生します。

「アルティメットパッケージ」は4.1リッターにボアアップするなど、さらなるチューニングが施され最高出力1000馬力を発生するといいます。パワーアップに伴いビルシュタイン製サスペンション、アルコン製ビッグブレーキパッケージなども採用されます。

 コックピットも隅々までカスタムされ、特に縦型の大型ディスプレイが目をひきます。生産台数はR36にちなんで限定36台です。