ホンダ「フィット」には5つの異なるタイプ(スタイル)が設定されていますが、なかでも最上級&最高額にあたるのが「LUXE」です。どのようなモデルなのでしょうか。

「最上級のフィット」がスゴい! 特徴は?

 ホンダ「フィット」は、初代モデルが2001年に登場した同社を代表するコンパクトカーです。
 
 現行モデルの4代目フィットは2020年2月に発売されて以降、「人の生活に寄り添う」という考えに基づいた日常での使い勝手の良さや、優れた走行性能などが評価されています。

 2022年10月にはマイナーチェンジが実施され、外観デザインを変更したほか、安全運転支援機能も充実。

 加えて、走りにこだわった新タイプ「RS」を新たに設定し、シンプルな「BASIC(ベーシック)」、生活になじむデザインと快適性を備えた「HOME(ホーム)」、洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュな「LUXE(リュクス)」、 週末に出かけたくなるアクティブライフに応える「CROSSTAR(クロスター)」の5タイプの展開としました。

 5つのフィットのなかで、最上級モデルにあたるのがLUXEです。まるで“小さな高級車”と呼べる同仕様はどのような特徴があるのでしょうか。

 LUXEの外観は、フロントグリルやドア下部、テールゲート下部にメッキガーニッシュが配されたほか、シルバーのドアミラーや専用デザインの16インチアルミホイールを装着することで、ラグジュアリーなスタイリングを実現しました。

 内装はコンパクトカーのクラスを超えた華やかな仕立てとなっており、なかでもメーカーオプションとして設定される「ライトブラウン」のインテリアカラーは車内を明るく彩ります(通常仕様はブラックの本革シート)。

 ライトブラウン内装は、前後シートのほか、インパネやステアリング下部、センターコンソール、フロントアームレストなどもベージュ系の色味で統一されており、上質な仕上がりです。

 本革シートは高級感がある仕様となっており、ヘッドレスト周囲やシートの肩口部にブラックパイピングがあしらわれたほか、背もたれと座面中央部にはキルティングとパーフォレーション(穴あけ)加工が施されました。

 実際に乗り込んでみると、大きなフロントガラスやAピラー周辺の三角窓によって視界が良く、加えてライトブラウン内装の明るい雰囲気によってリラックスして運転することができます。

 また、このライトブラウン内装に合わせて、ブラウンのシートベルトを採用。ブラックやグレーといった無難な色が多いシートベルトですが、ブラウンとすることでオシャレなコーディネートを楽しめます。

 パワートレインは1.5リッターガソリンモデルと1.5リッターエンジン+モーターを組み合わせた「e:HEV」(ハイブリッドモデル)を用意。駆動方式はFFと4WDを設定しています。

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 フィット LUXEの価格(消費税込)はガソリンモデルが222万4200円から239万2500円、ハイブリッドモデルが258万600円から274万8900円です。

 5つあるフィットのタイプのなかで、LUXEはもっとも高額なモデルとしてラインナップされます。