現行型の発売から10年が経過したダイハツ「コペン」ですが、その後継を示唆するモデルが披露されています。果たして登場するのでしょうか。

期待の「デカいコペン」 登場なるか

 ダイハツ「コペン」は軽量で小型の2シーター軽オープンカーとして、2002年の登場から2世代にわたり、長らくラインナップされています。
 
 そんなコペンですが、「進化形」とも言えるモデルが披露されています。

 2023年10月に開催された第1回「ジャパン モビリティ ショー 2024」で、ダイハツは2ドアオープンカーのコンセプトモデル「ビジョン コペン」を世界初公開しました。

 名称の通り、コペンの要素を残しつつ新たにスポーツの領域を狙ったものだといいます。

 最大の特徴はボディサイズで、全長3835mm×全幅1695mm×全高1265mm、ホイールベースは2415mmと、現行型コペンと比較して440mm長く、220mm幅広く、15mm低くなり、軽自動車規格を超えた小型車(5ナンバー車)となりました。

 パワートレインも同様で、軽規格の660ccエンジンに代わり、小型車に搭載される1.3リッターエンジンを採用。

 国外ではコペンのボディはそのままに、1.3リッターエンジンを搭載したモデルが存在しましたが、国内向けコペンシリーズで初の1リッター超えとなったほか、カーボンニュートラル燃料が使用可能とするなど、スポーティながらも環境にも配慮されました。

 トランスミッションはさまざまな組み合わせを想定しているといい、メインはCVTとのことですが、MTを搭載することも考えているとしています。

 さらに、駆動方式はFF(前輪駆動)の従来モデルとは違い、ハンドリングに優れるFR(後輪駆動)レイアウトを採用。

 マツダのFR2シーターオープンカー「ロードスター」と、真っ向勝負を見据えたような、走る喜びとオープンエアーの楽しさをかけ合わせたモデルとなっています。

 エクステリアは2002年に登場した初代コペン(L880K)をオマージュし、丸形ヘッドライトや逆台形型の大きなロアグリルが特徴です。

 ヘッドライトはCの字に光るシグネチャーライトを装備するとともに、中心部には2灯ランプを配すことで、精悍な表情を演出。

 ボディサイドはリアフェンダーが大きな膨らみを持つことで、ワイドかつスポーティな走りを予感させるとともに、ドアハンドルはフラッシュタイプを採用しました。

 リアはフロント同様Cの字形状のテールランプを装備するほか、丸いくぼみに横長の灯体を備えるバックランプやフロントのロアグリルと同様、逆台形型のナンバーポケットなど、初代のデザインが取り入れられました。

 インテリアは直線基調でワイド感を感じさせるものとなっており、シンプルながらもデジタルメーターの採用やタッチディスプレイのエアコン操作パネルなどが先進感をもたらしています。

 また、シートはライトグレーですが、ドアパネルはブラックのインパネに合わせてグラデーションが施されています。

 JMSでの公開後、名古屋モビリティショーなどでも展示され、注目を集めたビジョン コペンは、完成度も高く、公開時は多くのスポーツカーファンやダイハツファンから期待の声が寄せられました。

 なお、市販化についてダイハツ担当者は、JMS会場において以下のように話します。

「いまの時点ではコンセプトカーだというスタンスになりますが、初代はコンセプトカーを起点とし反響によって市販化に至った経緯があります。

 もし登場させるとしたら、これが3代目につながる可能性はあります」

 現行コペンの発売から10年が経過した現在、新たなコペンとしてその登場にますます期待が膨らみます。