高知市の69歳の男性が高知県内2人目となる献血1000回を達成しました。メジャーリーグ、大谷翔平選手は日米通算1000本安打を達成。男性は献血界の大谷翔平と言っても過言ではありません。

高知市の「献血ルーム・ハートピアやまもも」にやってきたのは和田写真館の社長和田清歳さん69歳です。なんと和田さんはこれまでに999回、献血をしてきました。

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きっかけは20歳の時に祖父が胃がんになり治療に血液が必要となったことから。もともとプラモデルやレコードなどを集めることが好きな和田さんは「健康チェックも兼ねて献血回数も増やしていきたくなった」といいます。必要な手続きを終え記念すべき1000回目の献血スタート。

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Q.お気持ちはいかがですか?
「普段と変わりません」

和田さんがするのは成分献血で、血液の血しょうのみを取り出します。「読書しながら」が和田さんスタイル。

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過去999回の献血では高知を訪問されていた当時の皇太子さまと献血の最中に言葉を交わしたエピソードもありました。

(和田写真館 和田清歳さん)
「『(当時の皇太子さま)よく来られるんですか?』みたいなご下問があったので、『しょっちゅうきますよ』と通じなかったらいかんと思って、『よくよく参ります』と話をした覚えがあります。10何年前に(献血の年齢制限が)64歳から69歳に延びたんですよ、また延びんかなと思いゆうけんど」

通算1000回の献血を達成した和田さんは「献血界の大谷翔平」と言っても過言ではありません。

(献血に来た人)
「なかなかマネできないのですごいと思います。見習いたいです」

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「和田さん1000回達成おめでとうございます」

記念式典で感謝状や記念品を受け取った和田さん。献血ができるのは70歳の誕生日を迎える8月までですがギリギリまで続けていくとしています。

(和田写真館 和田清歳さん)
「誕生日の前日まではOKなので、そこまでは来る予定です。あとはここへ来られなくなるのが寂しいだけです。皆さんが健康になってくれたらそれでいいと思います」

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