伝統的な土佐和紙の魅力を知ってもらおうと、高知大丸では、和紙にまつわるイベントや日本画の展示販売会が行われています。

高知大丸で行われている「伝える和紙フェア」は土佐和紙の魅力を発信しようと、和紙にまつわる小物や食べ物などを販売しています。

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3日は、土佐山学舎の6年生16人がどら焼きを販売しました。箱を包んでいるのは土佐和紙で、児童たちが描いたイラストで彩られています。土佐和紙に絵を描くのはほとんどの児童が初めてで、インクのにじみを利用するなど和紙の特徴を生かして描いたということです。

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(土佐山学舎6年生)
「繊維がペンにからまって書きにくいが、それはそれで鉛筆や和紙の良さもしっかりと出るので結構個性を生かして書けたと思う」

「伝える和紙フェア」は16日まで開かれています。

また、高知大丸の5階では、土佐和紙に描いた日本画の展示販売会が3日から始まりました。

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土佐和紙の伝統や質の良さを知ってもらおうと毎年行われていて、会場には30代から80代まで人気作家30人の新作がずらり。

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作品は、絵画を描きやすいようにじみにくくするなどした特注の土佐和紙を使用していて、花や風景、動物など四季を感じられる作品のほか、県内の観光地を描いた作品も見ることができます。

(丸栄堂美術商 出倉久司さん)
「自分で好きな作品を見つけていただければと思うし、年に一回しか来られないので、こういう機会に伝統文化としての日本画を楽しんでいただければと思う」

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展示販売会は7月9日までです。